子ども用ハーネスを「犬みたいで恥ずかしい」と大反対する義両親たち → ある日、息子との散歩で──！？

子供用ハーネスという育児グッズがあります。全ママが使っているわけではありませんが、とても便利で安全に配慮したアイテムです。今回は、私の友人から子供用ハーネスにまつわるエピソードを聞きましたのでご紹介します。

子ども用ハーネスを使っています

私は男の子を2人育てています。2人ともとても元気でよく動き回りますので、時と場合によって子供用のハーネスを使っています。

次男を妊娠中、長男と2人で徒歩5分ほどの公園によく遊びに行っていました。いつもしっかり手を握って歩きますが、ある時、私の手を振り払って駆けていき、危うく自転車にぶつかりそうになったことがありました。それ以外にも急に走り出したり手を繋ごうにも嫌がって手を焼くことが何度もあり、正直どうすればいいのか悩んでいました。

妊娠している身で追いかけるのも危険、でも公園やお散歩に連れていかないといけない……。そんな時、児童館で知り合ったママ友さんから子供用ハーネスのお下がりをもらい、使いだしたのがきっかけです。

理解してくれない夫と義両親

ただ、ハーネスを使うことに夫も義両親も大反対でした。見た目が犬の散歩みたいで恥ずかしい、躾ができないと言って歩いているみたいで恥ずかしいと、散々な言われようでした。

私も使い始めるまでは同じようなことを思いましたが、いざ使ってみてびっくり！ その便利さもですが、安心感がすごかったんです。公園の中では外して自由に遊び、行きかえりの道だけの使用でもストレスが減って楽になりました。ハーネスの良いところを話しても聞く耳持たずでずっと批判されましたが、長男を守るためと思い使っていました。

退院してびっくり！

いよいよ出産を迎える頃、病気がちな母のいる実家には頼めなかったので、義実家に長男の世話を頼み入院しました。予定帝王切開で10日間の入院を終え義実家に行くと、義両親と散歩に行っているとのこと。外で待っていたんですが、戻ってきた3人を見て驚きました。長男がハーネスをつけていたんです。あんなに馬鹿にしていたくせに、
「これ、便利ねぇ。危なくないし追いかけずにすむし！」

預けたその日から、あちこち動き回る長男に手を焼いたそうで、散歩の時はハーネスを使うようになったと話す義両親。（だから言ったのに……）とモヤモヤしましたが、理解してくれたようでほっとしました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：Kato Rira