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買い物依存症だった!? 2000着もの服を持つ母が物を手放したきっかけは?【なんとかなるから大丈夫! Vol.53】

  • 2023.12.27

ウーマンエキサイトをご覧のみなさまピンキーです。

今年も残すところわずかとなりました。みなさまは、どのような1年でしたでしょうか。

私は実家の片づけを手伝ったり、何かと実家に呼ばれたりする1年でした。

実家は物が多く、母は特に洋服が捨てられない人でした。

今回は、買い物依存症だったかもしれない、母について書きました。

■毎月たくさんの服を買っていた母

母は3年前までパートで働いていました。

仕事が終わるとお気に入りの洋服屋さんへ寄り道し、毎月たくさんの服を購入していました。

子どもの頃からそんな姿を見ていたので、私は「また買ったんだ」「本当に洋服が好きだなぁ」くらいにしか思っていませんでした。

そんな母は、私が子どもの頃から文句ばかり言っていました。

私の父は仕事と趣味で忙しい人でしたが、母としてはもっと家にいて一緒に出かけたり、構ってほしかったのだと思います。

自分の夫はあまり家にいないのに、義両親は毎日家にいる…

そして、義両親の食事作りもしなければならない…

一体何のために結婚したのか…

そんなことをよく言っていました。

母は何かイライラすることがあると…。

義両親と同居しており、金銭的に援助もあって、母はパートで働いたお金をすべて好きなように使えました。

働いたお金はほとんど、保険の支払いや洋服、装飾品を買うのに使ったそうです。

働いている間は、毎月、何万円も服を買うのに使っていたと言う母。

捨てることをしないので、服はたまる一方でした。

“もう服は買わない!”と決めても、どうしてもフラッと洋服屋さんへ立ち寄って、服を買うことがやめられませんでした。

■母が服を買わなくなったきっかけは…

しかし、洋服は大好きでしたし、お金に困っているわけでもなかったので、何か行動を起こすこともありませんでした。

そんな生活を続けていた母ですが、コロナ禍をきっかけに、仕事を辞めました。

仕事を辞めて1年後、父が脳出血で倒れ、父が退院したかと思ったら、入れ替わるようにして、祖母が亡くなりました。

結果的に、母は同居のストレスも、父が家にいないことへのストレスも、すべてなくなったのです。

すると、今までのようにたくさんの服を買うこともなくなりました。

ですが、大量の服は残ったままでした。

今年のお正月のことです。

母が「モデルルームみたいな部屋に住みたい」と言いだしました。

一緒に話をしていた私と兄嫁が、「それなら物を減らさないと…」と、その日のうちから片づけを始めたのです。

それがきっかけとなり、使っていない家具や、今後、着ることはないだろう服など、母はかなりの物を処分しました。

最初はひとりでは服を捨てられず、私も一緒に手伝っていましたが、服の片づけをしていくうちに、母は自ら服を手放せるようになりました。

2000着はあったであろう服が1000着になり、母は今後、「今ある服で生きていく」と話しています。

まさかあんなに服が大好きだった母が服を手放せる日がくるとは思わず、きっかけさえあれば、人は変われるのだと実感した出来事でした。

ということで、今年は実家の手伝いばかりしていたので、来年こそは私自身の家の片づけをしたい!

そんなことを思っている今日この頃です。

(pinky)

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