GET A LOT TOGETHER! 来客用に揃えたくなるおもてなしのための道具8選

 

普段より来客が多い年末年始。

自宅を「人を招く家」にするために、揃えておきたいあれこれ。

ただ“いつか”のためだけに用意するほど 場所もお金も、人生にも余裕はない。

だからこそ、ふだんから自分でも使えるものが条件。

今回は、数を揃えておきたくなる8つのものを紹介。

 

おもてなしの道具01：可能性が無限大のCERAMIC

「シンプルだけど、ありそうでない」のが器の共通条件。ホテルバンケット向けの中華皿として作られたオーバルプレートは13cm という絶妙なサイズ感。めいめい皿にも、調味料受けにも、小物入れにもなる。また素材が陶器になることで「実はドリンクにもスープにもデザートにも使える！」と、アイスクリームカップの可能性にも気づかせてくれる。

オーバルプレート13 無地 各¥1,980、オーバルプレートロゴ入り各¥2,090 ／REMASTERD（ロストアンドファウンド）、ノットペーパーカップ アイスクリーム各¥1,320 ／ PUEBCO（プエブコ）

 

おもてなしの道具02：タフでフランクなGRASS&NAFKIN

おもてなし用、だからと言って気負ったものは少し緊張するから。このグラスとナプキンは、ふだんもいろんな用途でガシガシ使って、洗って、汚れたり割れたりしたらすぐに買い足せる、手頃さゆえの魅力がある。ハワイのローカルの食堂にあるような、タフでフランクな佇まい。何てことないけど、主張のある顔つき。これくらいがちょうどいい。

ボデガグラス小各¥627、中各¥814／Bormioli Rocco（木村硝子店）、ナフキン 2 枚セット各¥880 ／ PUEBCO（プエブコ）

 

おもてなしの道具03：何でもかけられるHOOK

アウターをくるっと巻いて床に置くのは美しくない。だから人数分のハンガーがあるかどうかはけっこう大事（しかもクリーニング屋のあれじゃなく）。 このフックは、アウターだけでなくマフラーだったり、バッグだったり、タオルだったりを、ひょいと 気軽にかけておける。品のいい真鍮製で、先がルー プだから跡が付かないのも地味にありがたい。

ワイヤーハンガー各¥2,310 ／Pacific Furniture Service（パシフィックファニチャー パーツセンター）

 

おもてなしの道具04：表情豊かなCUSHION

来る人の数が椅子の数を超えたら、床に座ればいい。床にずっと座るのはお尻が痛くなるなら、座布団を用意すればいい。座布団をしまう場所がないなら、ソファやベッドに転がせるものにすればいい。そんな末にたどり着いたHAYのクッション。デンマークKvadrat社の生地ゆえの豊かな色あいや表情を楽しみながら、ひとつひとつ買い揃えたい。

ドットクッション各¥14,080 〜／ HAY（ヘイ トウキョウ）

 

おもてなしの道具05：選ぶ楽しみがあるTOWEL

部屋に置くタオルは同じ色で揃え、安パイな道をつい選んでしまいがちだけど。人はもっと好きな色を、心のままに選ぶ喜びを知るべきかもしれない。その第一歩としておあつらえむきの、すこぶる発色のいいタオル。洋服をスタイリングするように、色の組み合わせを楽しみ、また泊まりにきたゲストにも「好きな色をどうぞ」と選んでもらえる。

バスタオル（ユーカリプタス、クラウドグレー）各¥6,050、フェイスタオル（ロゼオロゼ、サンデーブルー）各¥2,750 ／以上すべてLITTLE SUNSHINE（ともにリトル）

 

おもてなしの道具06：並べたくなるBOWL

粗野な風貌と高い汎用性。チークの無垢材を無骨に 成型したウッドボウルを数揃え、これ見よがしにホームパーティーに使おう。サラダを盛り、バナナの葉を敷いて焼いた肉を乗せ、スナックを袋からあけ、ワインを冷やす。そうして食卓が異なるウッドボウルで埋め尽くされる風景は、きっと真上から写真を撮りたくなる。

チークナチュラルボウル 200（写真右下）¥5,280、400（写真左下）¥9,350、300（写真左上と中上）各¥8, 250、チークラギッドボウル 300（ 写真右と中下）各¥13,200／TIMBER CREW PRODUCTS（すべてティンバークルー）

 

おもてなしの道具07：自分の好きなCUP&SAUCER

お揃いのカップ＆ソーサー選びこそ妥協はしたくない。 客人から「あぁ、これね」と思われるより「きっと好きなものに出会えたのね」と思われたい。だからあえて、 ハッとするような赤をチョイス。ぽってり厚めの飲み口、 縁から少し白が見えるフォルム、ありそうでないバランス。現行品なので、買い足せる安心感もこの上なし。

エッグカプチーノカップ＆ソーサー6 カップセット¥15,730 ／ LOVERAMICS（エスプレッソストア）

 

おもてなしの道具08：美しい佇まいのCHAIR

ふだん使わないならなおのこと、折りたたん だ姿が美しいのは必須条件。これは1967年にミラノの見本市で発表され、現代の折り たたみ椅子の原型となったことで知られる、 ジャンカルロ・ピレッティの名作。透明なシートとスチールフレームの組み合わせ、折りたたんで5cm 以下のフラットな状態になった時の佇まいの美しさは、やっぱり永遠。

プリアチェア各¥49,500〜／ANONIMA CASTELLI（メトロクス）

 

photograph :Taro Hirano

styling：Mariko Nakazato

edit：Mitsuharu Yamamura［BOOKLUCK］

re-edit：onKuL

※ onKuL vol.18（2023年04月19日発売）より抜粋。