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年末にまとめて手放して! 片付けのプロが教える「モノの賞味期限」

  • 2023.12.25

不要なモノを捨てて部屋をスッキリさせられたら、晴れやかな気分で新年を迎えられそうですよね。しかし「なにから手放すべきかわからない」「どうやって捨てるかわからず放置している」という方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、整理収納アドバイザーである筆者が意識している“モノを手放す基準”と、年末に捨てておきたいモノ3つをご紹介します。

「モノの賞味期限」を意識する

筆者が手放すときに意識しているのは「モノの賞味期限」です。「賞味期限」といっても、食品のように明確な日付があるわけではないため、自分自身の目安を決めておく必要があります。目安を決めるポイントとしては、「使っていて心地よいか」や「今使っているか」を考えてみましょう。

©木村孝子

例えば靴下の場合、次のような目安が考えられます。

  • 穴があいている
  • ゴムが伸びている
  • 生地が薄くなってきた
  • 購入から1年経った

期間は関係なく靴下の状態によって捨てる人もいれば、タイミングを決めて新しいモノと交換する人もいるでしょう。筆者の場合、生地が薄くなってきたときが捨てどき。新しい靴下を購入したら、古いモノは処分します。

「モノの賞味期限」は価値観やライフスタイルによって人それぞれのため、自分の心地よい目安を決めておくことが大切です。

年末に手放しておきたいモノ3つ

タオル

©木村孝子

洗面所やお風呂で使うタオルは、使っているうちにゴワゴワしてきたり、ほつれてきたりして、定期的な買い替えが必要です。ただし買い替えのタイミングを決めておかないと、いつまでも同じタオルのままにしがちではないでしょうか。

筆者の提案は、毎年年末に新しいタオルを購入して、古いタオルと入れ替えるサイクルです。タオルを新しくするだけで気分が上がり、新年を気持ちよく迎えられそうではないでしょうか。筆者も年内にフェイスタオルを新調する予定です。

筆者宅でタオルを買い替える際は、定番ですが古いタオルを使いやすい大きさに切って、雑巾として使います。汚れたらそのまま捨ててしまっても構わないため、大掃除のときに用意しておけば大活躍間違いなし。最後まで使いきれば、心置きなく捨てられますね。

お守り

©木村孝子

モノの賞味期限の観点から考えると、筆者は1年を目途に手放すようにしています。お守りは大切にしまっておくより、常に持ち歩く場合が多いため、1年ほどで汚れも気になってくるでしょう。

お守りは本来、お願いごとが叶ったら役目を終えるとも言われています。恋愛成就や合格祈願などのお守りの場合、願いが叶ったときが処分のタイミングかもしれません。

お守りを手放す際は、

  • 購入した寺社に出向いて納める
  • お焚き上げを受け付けている寺社や業者にお願いする

などの方法があるでしょう。お正月に初詣で参拝するときに、古いお守りを納めて、新しいモノを購入するのがおすすめです。

2023年に使わなかったモノ

©木村孝子

2023年に1度も使わなかったモノは、2024年以降も使わない可能性が高いです。まさに「賞味期限切れ」の状態といえます。以下に挙げたモノを中心に、2023年に使ったかどうか点検してみるとよいでしょう。

  • 洋服……流行や体型の変化も考慮する
  • 食器……家族や来客の数を考えて、多すぎるなら手放す
  • 本・雑誌……今の自分に必要ない情報なら「賞味期限切れ」

状態のよい服は、フリマアプリやリサイクルショップへ。汚れがある服やヨレヨレの服はそのまま捨てるか、掃除に活用してから捨てましょう。最近は服を回収して、古着として販売するショップもあり、うまく利用できるとよいですね。

©木村孝子

食器の捨て方は、自治体によってさまざま。各家庭にあるごみの分別についての冊子や、自治体ホームページを確認してみてください。

本・雑誌は基本的に資源ごみですが、こちらも自治体によって分別方法が異なるため確認しておきましょう。古本屋やフリマアプリなども有効活用できるとよいですね。

まとめ

モノを手放す基準として、「モノの賞味期限」の考え方をご紹介してきました。考え方を身につけるだけで、不要なのに置いてあるモノを手放したり、モノを使いきることを意識できたりするようになります。ぜひ「モノの賞味期限」を考えて、年末の整理に取り組んでみてくださいね。
©kapinon/Adobe Stock

筆者情報

木村孝子
整理収納アドバイザー・住宅収納スペシャリスト・ライター。元汚部屋の住人。大量のものを手放したのちに手に入れた感動から、整理収納を本格的に学ぶことに。ズボラでも無理なく片付く仕組みづくりを伝えるべく、活動中です。Instagram@otaka_home

文/木村孝子

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