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『七日の王妃』俳優イ・ドンゴン、精神科に入院していた過去を吐露…飲酒問題の要因は?

  • 2023.12.25
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俳優イ・ドンゴンが酒に依存せざるを得なかった痛みを告白した。

12月24日に放送されたバラエティ番組『憎いわが子』では、イ・ドンゴンが過去から現在までの痛みについて明かした。

病院を訪れたイ・ドンゴン。専門医と精神科の相談を受けるためだった。精神科を訪れた理由を尋ねられると、「周りからお酒を飲みすぎていると言われた」と自身の飲酒問題に対する深刻さを伝えた。

1カ月に何回ほどお酒を飲むのか聞かれたらイ・ドンゴンは「むしろ何日飲んでいないのか考えたほうが早い。正直(習慣のように)毎日飲んでいる。(その生活が)10年ほどたった」と話し、「横になるといろんなことを考え、何時間も眠れなかったこともあり、それが怖くて酒を飲むことになった」と話した。

そして、「実はずいぶん前、家族関連で問題があった。心的外傷後ストレス障害(PTSD)という診断を受けた」と医師による入院治療が必要だという所見で、精神科に2カ月近く入院していたと伝えた。しかし、入院したことを家族には隠していた。

その傷について慎重に尋ねる専門医に対し、イ・ドンゴンは「家族を失ったことがある。年の差があった弟、兄というよりは弟を子供のように考えていた」と言い、2008年、オーストラリアに留学していた際、不審者が振り回した凶器に刺されて亡くなった弟を思い出した。

当時の状況について「正気でいるのが大変だという錯覚を自らしていた。思い出したくないことが何度も思い浮かび、それを麻痺させたかった」とし、「今思えば、酒という道具を間違った使い方をしていた」と述べた。

「感情表現を抑える努力を…」
イ・ドンゴン
『憎いわが子』キャプチャー

専門医は事前検査の結果について話を切り出した。結果は平均より心の状態の点数が低い。腹が立ったりイライラしたり、怒りともどかしさなど感情を尋ねる質問が大部分「ほとんどそうではない」を選択したイ・ドンゴン。感情を抑圧して心の状態を感じられずにいるのだ。本人も感じられないほど感情を抑えている状態だという。

イ・ドンゴンは「極度に私の感情を表現しないように努力している」として「私が望んでそうした、意図した通りドライな人になったが、感情をたくさん表わす人を見ると気持ちが落ち着かないほど」と表現を全くしなかったと話した。これを見たイ・ドンゴンの母も共感し「それを見るのが辛かった」と話している。

専門医が学生時代に感情表現をしていたのか尋ね、家族の絵を描いてみるように伝えると、自身の娘と両親と一緒に歩く姿を描いた。普段の家族の散歩の様子を描いたものだ。しかし、心理的に父親よりは母親に近い姿の絵だった。普段、父親が厳格でもあったというイ・ドンゴンは「幼い頃の恐怖の対象、厳しい父親そのものとして記憶される」と話した。父親については「権威的」とし「いつ頃父親と友達になれるだろうか」と書いたりもした。

父親と離れた決定的なきっかけについては、「友達とは正反対のような父親。幼い頃音楽を聞くのが好きで音楽をしたくて(そっちの方向で)準備して学びたいと相談したら、父に一発で断られた」と一気に夢に反対されたと話した。

「私の人生を父親が決めたことが一番理解できなかった瞬間、それで反抗心が強くなって家出をしたこともある」とし、「学校に行かずに友達の家で寝ていた時、お金がなくなりこっそり家に帰ると、父親が鍵を変えていた。しかも(家出したイ・ドンゴンを置いて)両親は旅行をしているという話を聞いて衝撃を受けた」とも。「ただ憎んでばかりいた」と厳格な父親の前に感情表現も難しかった幼い頃を切り出した。

これをモニターで見ていたイ・ドンゴンの母は、「真ん中で(私が)大変だった。(夫が)行儀の悪い子供に育てようとしなかったから」と話した。

専門医は「酒を統制して調節するならば、習慣的に抑えていた感情が排出されること、排出先を作る練習をしなければならない」とアドバイス。併せて父親との絆を高めたいかと尋ねると、イ・ドンゴンは「父親と2人でお酒を一杯飲むのが望み。でも難しいようだ。2人だけでお酒を一杯も飲んだことがない」と話した。これに対し、専門医も「そのバケットリストのお酒一杯は飲めることを願う」と願った。

イ・ドンゴン
『憎いわが子』キャプチャー

イ・ドンゴンの母は「(息子が)感情を表に出さないのが悲しい。芸能人になった後、家族と約束の席に遅れた息子。イ・ドンゴンの父が町中にひびきわたるほど大声を上げたが、それでも息子は何も言わなかった、私の胸が張り裂けそうだった」と母の悲しみもあらわにした。

(記事提供=OSEN)

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