今年の美容どうだった？2023年のマイベスト・ビューティー。大澤実音穂 (雨のパレード) 選

大澤実音穂 雨のパレード

鹿児島県出身。2013年に結成したバンド「雨のパレード」のドラマー。パワフルなプレイで、バンドの音楽的基盤を支えると同時に、端麗なルックスと卓越したファッションセンスも、若い世代からの注目を集めている。ファッションメディアへの登場はもちろん、2021年には俳優として映画に出演するなど、近年ではその活動分野をますます広げている。雨のパレードの最新EP『Human Being』配信中。

【1】Panasonic スチーマー ナノケア

今年は、バンドが10周年という仕事の節目だったこともあり、美容も初心に返ってスキンケアを頑張ろう！と思った年でした。「Panasonic スチーマー ナノケア」は、春にMEGUMIさんが美容本『キレイはこれでつくれます』のなかでスチーマーを使うのをオススメしていたことに感化されて、頻繁に使うようになったアイテムです。
実は3、4年前くらいに買ったんですけど、当時はマスク生活のせいか肌荒れしていて、スチームをあてるとちょっとひりついちゃって、あまり使っていなかったんです。でも、それも落ち着いてきて、今の私の肌にはぴったり。美顔器と併用しているんですけど、クレンジングだけでは落とせなかった毛穴の汚れが取れて、肌がすごく柔らかくなった実感があります！化粧水も入りやすくなりましたね。肌の調子を整えると、化粧のりも良くなりますし、やっぱりスキンケアって大事だなと改めて実感した1年でした。

【2】nahrin サンダルウッド ルーム&ファブリックスプレー

香水もたくさん持っているんですけど、その日のファッションやメイクで香りを選ぶので、そういう意味で、香りも美容につながっているなと思って「nahrin サンダルウッド ルーム&ファブリックスプレー」を挙げました。もともと同じ香りのバスエッセンスがあって、それが大好きなんですよ。みんなにプレゼントしたいくらい大好き。深いウッディな香りに甘みも少しプラスされているような、なんとも言えない香りで、お風呂の時だけじゃなくて、外にいる時もこの香りに包まれたい！って思っていたら、今年遂にこのスプレーが発売されたんです。最高！
猫と暮らしているので家の空間には使えないけれど、出かける時にコートにかけています。お気に入りの香りを持ち運べるっていうことで、ツアーにも持っていって、ホテルの部屋にたくさん振りかけてました（笑）。ライブも含めて気を張る場面が多かったので、そういう時にちょっとこの香りをかぐと落ち着けます。一呼吸置いてリラックスできる、気持ちのスイッチのような役割をしてくれている香りです。

【3】NARS アフターグロー センシュアルシャイン リップスティック

黒髪の時はブラウンがかった赤のマットリップを使うことが多かったんですけど、1年前くらいに赤系の髪色にしてからは唇に強い色を持ってこないで、目元に色を入れるとか、メイクのバランスが少しずつ変わってきました。
冬になってマットリップを塗りたい欲が高まっているけれど、今年はツヤ系リップに心が惹かれたんですよね。そのなかでもNARSのリップは、ツヤ感とするする軽い塗り心地が特にお気に入り。ダスティローズカラーの888番「DOLCE VITA」とピーチピンクにゴールドのラメが入った777番「ORGASM」を重ねづけすると、ツヤッとぷっくりする仕上がりに。すごく発色するタイプではないけれど、肌に馴染むような落ち着いたピンクが、自分の唇がもともと持っている色を底上げしてくれるような感じがします。

text_Aiko Iijima（sou） photo_Mineho Osawa design_Ai Nonaka edit_Kei Kawaura