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「ファーストクラスに相応しくない」ボロボロな87歳老婆の搭乗を拒否する客室乗務員の残念過ぎる末路

  • 2023.12.25
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私は87歳の高齢女性。こう見えても昔はバリバリ働いていましたが、今は30歳の孫とのお出かけを楽しみにする隠居生活を送っています。そんなとき、1つの目的があって、とある飛行機に搭乗することにしたのですが……。

高飛車な客室乗務員にビックリ

搭乗券に印刷されていた指定席に案内され、のんびり腰を落ち着けようとしたとき、若い客室乗務員がツカツカ近寄ってきました。「早速、接客してくれるのかしら」と思っていたら、「席が間違っています。ここはファーストクラス。他の方にご迷惑なのですぐ退席を」と言うのです。

私は、自分のチケットを確認しました。しかしやはり割り当てられた席はここ。番号とローマ字を間違えるほどボケてはいないはずです。するとその客室乗務員は、高飛車な態度で続けました。

「もしかして、チケットを盗んできたのですか? 」

彼女は、私の着ていた衣服を上から下まで値踏みするようにジロジロ眺めるのです。……たしかに、新品ではないけれど、ちょっとしたアンティークのコレクションでした。「若い人には古着にしか見えないのかな……それにしても盗人呼ばわりって……」と、ショックを受けてしまいます。

しまいには、「今すぐ降りないなら警察を呼びますよ!」と声を上げるので、周りもざわつき始めてしまいました。私は自分の席に座っているだけなのに……。ビックリしていると、手にしていたバッグが奪い取られ、中身が床に散ってしまったのです。

機長まで飛んできて…

この騒ぎを聞きつけて、機長まで飛んでくる始末。「ど、どうされました!?」と慌てている様子に、私は申し訳なくなってしまいました。

例の客室乗務員は、「この人が盗んだチケットを使って、ここに居座ろうとしているんです!」と相変わらず憤慨して機長に訴えたのですが、彼は私を見て目を丸くしました。

「この方は、わが航空会社の大株主だぞ!」

そこで私も思い出したのです。そういえばこの機長、株主総会で何回か顔を見たことがあったっけ……。私は客室乗務員に向き直り、静かにこう言いました。

「あなたのおかげで、この会社の内部を詳しく知ることができました。お客を見た目で判断するような客室乗務員を雇っているのね」

強制降機させられたのは

平謝りする機長と、あっけに取られてぼう然としている客室乗務員。謝りもしない彼女を前に、私は続けました。

「ファーストクラスに限らず、乗客の皆さんはお金を出して空の旅を楽しみにしているはず。それなのに、見た目や年齢で人を判断し、犯罪者呼ばわりまでして追い出そうとする乗務員は、不快以外の何物でもありません。これだけの騒ぎを起こした人物に、万が一のとき命を預けるのも不安だし……」

機長は「今すぐ彼女を降ろします!」と動き出しました。例の客室乗務員は、機長にそんな権限はない、とわめいていましたが、何しろ他の乗客の皆さんも私に同意。彼女のぶしつけな態度を証言し批判してくれたので、最終的に強制降機されていきました。

フライトは無事終了

その後、飛行機は無事離陸し、目的地に到着。フライト中に機長がいろいろ言ってきたけれど、私は沈黙を通しました。

実は、私がこの飛行機に乗ったのは、株を持っているこの航空会社の悪評を孫が教えてくれたからだったのです。今回、身をもって対応の悪さを体感し、証拠も押さえることができました。

あの高飛車な客室乗務員は、当然ながら即クビに。さらに私は後日、株主総会で現状を伝え、上層部の指導強化と社員の対応改善を求めました。その結果、会社は生まれ変わり、業績も上がっている様子。「あのとき株を手放さなくてよかった」と、孫とも話しています。

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外見や服装でお客様を見下し、挙句の果てに犯罪者扱いまでして降ろそうとした客室乗務員。チケットはちゃんと持っていたのに、何ともひどい話ですよね。再生したという航空会社には、すばらしい接客サービスを期待したいですね。

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著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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