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クリスマスに子どもを置いて不倫相手と密会… 家族を裏切った不倫妻の「悲しい結末」【後編】

  • 2023.12.24

単身赴任の夫を持つ七海さん(仮名)は、子どものクリスマスプレゼントを探しに行った家電量販店で、店員の山崎さん(仮名)と出会います。後日再びお店を訪れたとき、山崎さんからデートに誘われて、迷ったもののOKしてしまったそう。夫への不満を安易な不倫関係で埋めようとして、地獄の結末を迎えた30代女性のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。

夫への不満を不倫で埋められると思った

家電量販店で出会った山崎さんにデートに誘われ、迷いながらも承諾した七海さん。初デート当日は、子どもを幼稚園に預けたあと待ち合わせ場所に向かったそうです。そして、まるで恋人のような時間を過ごし、最後は流れるようにホテルへと行ってしまったそう…。この日から七海さんと山崎さんの不倫関係が始まりました。

「夫への不満が強かったのですが、山崎さんと過ごしているときはそういった不満がスーッと消えていって、とても心地よかったです。でも、その日ホテルからそのまま幼稚園のお迎えに向かったとき、子どもに対しては強い罪悪感が募りました。もうこれっきりにしないとダメだと思い、その夜のうちに『もう会わない』と山崎さんに連絡したんです。
ちょうど単身赴任の夫が家に戻ってくる直前でもあったので、私は『山崎さんとの関係はなかったことにしよう』と、自分のなかで勝手に都合のいいことを考えていました」

クリスマスイブの夜に不倫相手のもとへ…

クリスマスに合わせて夫が帰ってきて、家族3人で過ごす時間に「それなりに幸せを感じていた」と振り返る七海さん。しかし、頭の片隅では山崎さんのことが気になってしまって、夫と山崎さんを無意識のうちに比較している自分にも気づいたそうです。

「イブの夜は少し仮眠をとり、子どもの枕元にプレゼントを置くために深夜にもう一度起きました。そのときスマホを見ると、山崎さんから『会いたい』とメッセージが…。
ちょうど24時を回ったくらいの時間で、夫もすでに寝ていたこともあり、これはチャンスだと思いました。そのまま私はこっそりと家を抜け出し、山崎さんに会いに行ってしまったのです」

イブの夜を山崎さんと一緒に過ごした七海さんは、夜が明ける前に自宅に戻りました。ですが、朝になって夫から「昨晩はどこに行っていたのか?」と尋ねられたとのこと。七海さんは夫が熟睡していると思っていたものの、実は夫は七海さんの外出に気づいていたのです。

「その場で夫からスマホを見せるよう言われました。私はバレたときの対策を何もしていなかったので、山崎さんとのそれまでのやり取りをすべて夫に見られてしまったのです」

それから数日が経って年末も近づいてきたある日、七海さんは夫から離婚を告げられました。七海さんは離婚を拒みましたが、夫は「一度でも不倫をした妻とはもう一緒には暮らせない」と言い、許してくれることはなかったそうです。七海さんの離婚を知った山崎さんからも「そんなつもりじゃなかった」と逃げられてしまい、七海さんは離婚後ずっと孤独な日々を送っています。

「年が明けてすぐに離婚が成立しました。現在、子どもは夫の実家で暮らしています。私は仕事をしていないので養育費をほとんど払えず、子どもにもあまり面会させてもらえない状態が続いています。
深く考えずに不倫をしたせいで、本当に大切なものを一瞬にして失いました。夫への不満を不倫で埋めようとしていた自分は、本当に愚かだったとしか言えません」

長年にわたる不倫ではなくほんの短期間の不倫であっても、夫婦仲が崩壊して離婚の引き金となる例は少なくありません。ほんの数回の不倫関係により、配偶者を裏切った代償としてこれまでに築いたもののすべてを失うこともあるのです。

©kapinon/Adobe Stock ©ah/Adobe Stock

文・並木まき

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