「ブス…」娘の容姿を見て泣きたくなる母、コンプレックスの塊だった

神谷もちさんの友人・ゆうみは容姿を気にするあまり、夫に似ている娘・愛理をかわいいと思いつつも周囲の子どもと比べて落ち込んでしまいます。そして「どうして私に似なかったの？」と思い、夫を責めます。そんな容姿のコンプレックスを補うために愛理に高級ブランドの子ども服を着せてお出かけをするのですが…。『私の娘は可愛くない』ダイジェスト版でどうぞごらんください。

「女は見た目が全て」考えは極端な方向へ

児童館で会った同じ月齢の子たちがあまりにもかわいかったため、つい娘の愛理と容姿を比べて落ち込んでしまったゆうみ。かわいくないと人生が大変だ、容姿が愛理の呪いになるとまで考えてしまいます。さらに、夫に似たせいだと夫を責める方向へと考えていってしまいます。

容姿がいいことで得をすることはもちろんあると思いますが、容姿が全てではないですよね。さらに女は見た目が全てだというのはあまりにも極端な考えのように思えます。

「ピエロかよ…」心の中で思わず悪口を言った

愛理の容姿に自信が持てないゆうみはハイブランドの子ども服を着せて遊び場へと行ってみることに。そこで以前児童館で会ったママ友と子どもたちに会います。あいさつをし一緒に遊ぶことになったものの、ゆうみはここぞとばかりに愛理の服を自慢し、ママ友の子どもたちの服を「ピエロみたい」と心の中であざ笑います。

高い服を着ているから上だというのはあくまでもゆうみが勝手に思っていることで、受け取り方によっては独りよがりに感じられます。

容姿の次は体型が気になる…

ママ友に「愛理ちゃんもかわいいですね」と言われたことですっかり上機嫌になったゆうみ。傷ついていた自尊心もすっかり復活したようですね。しかし、ふとママ友の子と並ぶ愛理が一回り大きいことに気付きます。2人の体重を聞くと愛理よりも軽く、思わず「デブ女とか絶対無理…」と真っ青に。

子どもの成長はそれぞれですし、大きい小さいというのは本当にその子によって違うこと。しかし、容姿が気になるゆうみにとっては体が大きいことすらもネガティブに捉えてしまったようです。まだまだ成長していく赤ちゃんなのに、ゆうみからすると不安なことがまた一つ増えてしまったようですね。

子育て中は小さなことも気になりますし、つい比べて不安になってしまうもの。さらに自分のコンプレックスを子どもに重ねてしまうと、ゆうみのように不安のドツボにハマってしまうかもしれません。子どもの人生は子どものもの。そして周囲と比べてばかりいてもわが子の魅力は見えてきません。わが子のそのままの魅力を見つけ、応援できるような親でいたいものですよね。

著者：こびと