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大掃除がラクになります! 片付けのプロが実践する「キッチン収納術」

  • 2023.12.23

年末に向けて「そろそろ大掃除を始めよう」と考えている方も多いのではないでしょうか。いざ大掃除を始めると物の整理が必要で、なかなか終わらない…ということもあるでしょう。普段の物の収納方法を見直してみると、大掃除のみならず普段のお掃除もラクになりますよ。今回は整理収納アドバイザーである筆者が実践している「キッチン収納術」をお伝えします。

シンクまわりは出しておくモノを厳選する

©木村孝子

シンクまわりに出しっぱなしにしておくモノは、毎日使うモノのなかでも、さらに厳選したアイテムのみを残すようにしましょう。シンクまわりはどうしても水が飛び散るところ。濡れたままの状態ではガンコな水アカの原因になります。なるべくこまめに水分を拭きとりたいですね。

しかしモノが多いと拭き掃除がおっくうになりがち。出しっぱなしにするのは、毎日何度も使うモノだけに厳選するのがおすすめです。水アカになる前にサッと拭けば、結果的に掃除の手間が減りますよ。

筆者宅ではシンクまわりには、スポンジ・食器用洗剤・フライパン洗い用たわし・まな板・包丁だけを置くと決めています。シンクを使うたびに水分を拭きとるようにしているため、大掃除はサクッと終わらせる予定です。

コンロまわりはモノを置かない

©木村孝子

コンロまわりは油が飛び散りやすいため、極力なにも置かないようにすると、お掃除がラクになります。炒め物や揚げ物でコンロまわりに飛び散った油は、すぐに拭きとれば水拭きでもある程度キレイになります。しかし放置してしまうと、油が固まりガンコな汚れに。コンロまわりの大掃除が大変だと感じる一因ですね。

コンロまわりはできる限りなにも置かないのがおすすめですが、すぐに手が届く場所にキッチンツールを置いておきたい場合は、毎日使うアイテムだけに絞りましょう。たまにしか使わないモノは、コンロ下や戸棚など別の場所に収納するといいですね。

©木村孝子

筆者宅では、使う頻度の高いフランパンのフタだけはコンロ横に直置きしています。毎日の味噌汁作りに使う片手鍋と計量カップは、換気扇の溝に引っかけ収納。さらに使っていないガスコンロの五徳も、引っかけることで拭き掃除がしやすくなりますよ。

現在「油汚れで大掃除が大変」という方も、次の大掃除こそラクになるように、コンロまわりの収納を見直してみてください。

野菜室は紙袋収納で汚れを防ぐ

©木村孝子

冷蔵庫の野菜室は、様々な収納アイテムがありますよね。なかでも、大掃除をラクにする点においては「紙袋収納」が筆者のイチオシです。

野菜室は土や野菜くずなどで意外と汚れやすい場所。汚れ具合に驚きながら毎年大掃除をしている方もいるのではないでしょうか。こまめに拭き掃除ができるのが望ましいですが、食材がたくさんある状態だとおっくうになりがちですよね。

野菜の収納に紙袋を使えば、汚れた紙袋を交換するだけなので、とてもラクに掃除の手間を省けます。さらに野菜を立てて見やすく収納することで、食品ロスも防げて一石二鳥。

筆者は100円ショップで購入した紙袋を使用していますが、家に余っている紙袋や新聞紙なども活用できますよ。複数の紙袋を並べる場合は、ダブルクリップでつなげると安定します。野菜室のお掃除がとてもラクになるので、紙袋収納を試したことのない方は試してみてくださいね。

収納を見直すだけでキッチンの大掃除がラクに!

汚れが蓄積するほど大掃除は大変になるため、日常的なお掃除は欠かせません。こまめに掃除しやすい収納にすることで、日ごろのお掃除のハードルがグッと下がりますよ。今回ご紹介した3つの収納をぜひ参考にしてみてくださいね。

筆者情報

木村孝子
整理収納アドバイザー・住宅収納スペシャリスト・ライター。元汚部屋の住人。大量のものを手放したのちに手に入れた感動から、整理収納を本格的に学ぶことに。ズボラでも無理なく片付く仕組みづくりを伝えるべく、活動中です。Instagram@otaka_home

文/木村孝子

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