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【妊活のお悩み相談室Q&A】産婦人科医・高尾美穂先生が7つのお悩みに答えます!

  • 2023.12.24
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妊活を続けていると、一人で焦ったり落ち込んだり、イライラしたり…ネガティブな感情に支配されやすいもの。みなさんが抱える悩みや疑問を、産婦人科医・高尾美穂先生に相談してみました。

お話を聞いた 産婦人科医 高尾美穂先生 profile

東京慈恵会医科大学大学院修了後、同大病院産婦人科助教、東京労災病院女性総合外来などを経て現在イーク表参道副院長。スポーツドクターでもあり、ヨガ教室「Gyne Yoga」主宰。

7つの妊活のお悩みに、高尾先生がアドバイス!

妊活のお悩み #01 「妊活と仕事の両立が大変。でもお金がかかるので仕事はやめられません」

「仕事はやめないほうがいいと思います。毎月妊娠に期待して生理がきて落ち込んで……という繰り返しで、妊活期間は本当に精神的負担が大きいもの。だからこそ妊活のことだけを考えているより、仕事などほかのことにも目を向けておいたほうが少しは気持ちがラクになります。妊活を始めたことを隠す人もいますが、両立するためには職場の同僚や上司に伝えておくことも大切です。言わないと伝わりません。まずは理解してもらうということから始めてみましょう」(高尾先生)

妊活のお悩み #02 「夫婦間に温度差があります。ギクシャクして妊活どころじゃありません……」

「これは二人でしっかり話し合うことしかないですね。大人の男性でも父親になりきれない人はたくさんいるので、温度差があって当然だと思います。どうしても子どもがほしいのか、できたらいいな程度なのか、をお互いが理解しておくというのは大事。どうしても子どもがほしいと伝えているのに、それでも協力する気がないようなパートナーであれば、離れることも選択肢のひとつです。子どものことを含め、将来のことは結婚前に話し合っておくことが理想です」(高尾先生)

妊活のお悩み #03 「お酒は妊活に悪いのはわかっていますが、我慢できません」

「お酒の中でも赤ワインに関しては、ほどほどであればポリフェノールが逆に体によいという報告もあるので、多少なら大丈夫です。少し酔っているくらいのほうが性交渉に入りやすいなど、夫婦間のコミュニケーションのひとつにもなり得ます。ただし妊娠がわかってからは100%やめるべきです。妊婦の飲酒は胎盤を通じて胎児の血液に入り、赤ちゃんにさまざまな悪影響を及ぼす危険性があります。生理が遅れて妊娠の可能性を感じたら、飲酒は確実に控えましょう」(高尾先生)

妊活のお悩み #04 「タイミング法が上手くいきません。 ステップアップの基準はありますか?」

「超音波検査における卵胞の状態を参考にして最も妊娠しやすいタイミングを予測し、その時期に性交渉を行うことを“タイミング法”と言います。基礎体温や排卵チェッカーなどで行う自己流の排卵日予測ははずれることも多いので、医師の指導のもとに行うのが基本です。それでも実際のところ、妊娠成立の確率はあまり高くありません。年齢にもよりますが、3か月くらいトライして妊娠しなければ、体外受精など次のステップを検討したほうがよいでしょう」(高尾先生)

妊活のお悩み #05 「二人目不妊で悩んでいます。治療は必要で しょうか。またそのタイミングはいつ頃でしょうか」

「二人目不妊に悩んでいる人は多いです。目安として35歳以上の女性の場合、6か月トライしてできなかったら専門病院での不妊治療をおすすめします。年齢が上がってしまうと一人目と同じように妊娠できる可能性は少しずつ低くなっていくので、ほどほどのタイミングで医師に相談してください。そういった意味でも、できるだけ早いうちから妊活を始めるほうが望ましいです。ただ大前提として一人子どもがいるという事実を忘れないでほしいですね」(高尾先生)

妊活のお悩み #06 「男性不妊について、教えてください!」

「不妊の原因は男女半々だと言われています。精子の運動率や奇形率など、自分の精子がどういう状態なのかは検査して初めて分かるので、妊活の第一歩としてまずは病院で検査してみましょう。ただし月曜〜金曜まで働いた後の精子と、連休でしっかり休んだ後の精子の状態はかなり違うことがわかっています。卵子と違って精子は毎日新しく作られるため、生活が変わることで精子の状態も変わります。そういう意味でも余裕のある生活習慣を心がけましょう」(高尾先生)

妊活のお悩み #07 「妊活をやめましたが、モヤモヤは収まらず……。夫やその家族、友人に引け目を感じてしまい前向きになれません」

「妊活について夫婦で理解しているのであれば、まわりの人にとやかく言われる必要はまったくありません。それより二人でこれから先の人生をどう過ごしていきたいのかを考えるほうが大事です。妊活はやめどきがとても難しいもの。だからこそ、使うお金と時間について、初めに二人でしっかりと話し合っておきましょう」(高尾先生)

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photograph:Mari Yoshioka text:Nahoko Morimoto illustration:naohiga web edit:Riho Abe
リンネル2023年12月号より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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