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シャツにはビスチェ、センタープレスパンツにはスカート。いつもと違う黒の着こなしを楽しもう

  • 2023.12.24

「ベーシックな服を普通に着るのは、ちょっと飽きちゃったんです」、取材冒頭から爆弾発言をかましてくれたのは、洗練された大人の王道カジュアルが得意な加藤さん。ベーシックをただのシンプルで終わらせない、遊び心溢れた新しい加藤かすみワールドへようこそ。
 
「上質なベーシックを、ノンシャランに着こなすスタイルが大好きで、ここ数年はずっとそぎ落とす洗練を追求してきたのですが、それが続き過ぎた反動か、もうこれ以上そぎ落とすものもないのか(笑)、くるっと一周して、この冬はいろいろな意味で普通に着たくない、盛りたい気分です。そういう人、意外と多いんじゃないかしら? 特に黒こそ、フォルムやレイヤードなど、エッジをきかせてリミックス。旬度高く着こなして」

KASUMI's INSPO

オーセンティックなアイテムに大胆なシルエットや、多彩な要素を織り交ぜ独自の世界観を作り出すサカイ。定番なのにちょっと普通じゃない感。そのセンスをこの冬は黒の着こなしに投影したい!

マニッシュなパンツに、オーバーサイズ感が可愛いざっくりニット。これまでなら完成しているスタイリングに、この冬はミニスカートをレイヤード。ほら、グッと旬度が上がったでしょう? ニット¥48,400(カオス/カオス丸の内)、パンツ¥59,400、スカート¥53,900(共にアンスクリア/アマン)、キャップ¥70,400(アミリ/ミューズ ドゥ ドゥーズィエム クラス六本木店)、シューズ¥194,700(セルジオ ロッシ/セルジオ ロッシ カスタマーサービス)

ドレスアップしたい場面も多くなるホリデーシーズン。今年はドレス1枚じゃなくて、スタイリングテクニックをきかせハンサムレディに装って。シャツにはビスチェ、センタープレスパンツにはチュールスカートをON。マニッシュさと甘さの両方をぎゅぎゅっと詰め込んで、足元までぬかりなく華やかに。ビスチェ¥154,000、パンツ¥49,500(共にバウト/ボウト)、コート¥96,800(カオス/カオス丸の内)、シャツ¥38,500(マディソンブルー)、チュールスカート¥46,200(マージ/マルティニーク ルミネ横浜)、シューズ¥367,400(ジミー チュウ)

Profile
KASUMI KATO
洋品店を営んでいた祖母の影響を受け、スタイリストを志す。大人の女性を魅力的に見せるセンスと、シンプルななかに程よいトレンド感を取り入れる巧みなスタイリング力に定評あり。

photograph:MELON[TRON](model), SPOTLIGHT(runway) styling:KASUMI KATO hair & make-up:RIKA SAGAWA model:YOUN-A
otona MUSE 2024年1月号より

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