1. トップ
  2. 恋愛
  3. 価値観の違う友だち「大学」という場所が私たちをつなげていた

価値観の違う友だち「大学」という場所が私たちをつなげていた

  • 2023.12.22

このお話は、著者・ゆいな(@yuina.kajima)さんが大学生だったころ、友だち関係に悩んだエピソードが描かれています。同じ高校だった美姫・華と大学で出会い、何となく行動を共にするようになった3人。ところが、次第に「合わない」と感じ始めます。初めは遠慮していましたが、言いたいことは伝えるようにします。『友達だと思っているのは自分だけかもしれない』をダイジェスト版でごらんください。

言いたいことはきちんと伝える

同じ高校だった主人公・ゆいなと、美姫・華は大学の学部で再会。そして、何となく行動を共にするように。ところが、次第に価値観の違いに悩まされるようになります。

当初は、遠慮して言いたいことを言えなかった ゆいな。ですが、時が流れ、大学3年生のころから自分の意見を言えるようになります。4年生の授業について、それぞれと話をした際、美姫からは「一緒に教育実習を受けよう」と誘われます。ですが、自らの意思で教師には向いてないと感じ、実習を受けないとハッキリ断りました。

一方、華とも大学4年生の過ごし方について、意見が対立。あくまでも学業を優先したいこと、アルバイトは支障がない範囲でやることを告げます。

そして、いよいよ大学4年生へ進級。

大学4年生、卒業へ

大学4年生になり、ほとんど顔を合わせなくなった3人。それでも、会えば普通に会話はしていました。ですが、今までとは違い、卒論は「自分でがんばりな」と、言えるようになった ゆいな。

そして、いよいよ卒業を迎え、それぞれの進路へと歩むこととなります。

社会人になった今

大学を卒業したあと、美姫・華とは一度も連絡を取っていないと言う主人公・ゆいな。改めて、「大学」という場所が3人をつなぎ留めていたと感じます。

本作では、「合わない」と感じつつも、一緒にいることを選んだ友だちとの関係に葛藤する様子が描かれています。主人公は「ぼっちはイヤ」だと思い、価値観が合わない友だちとムリしてでも一緒に過ごしていました。ですが、モヤモヤは次第にたまってしまい、距離を置くことを選びます。

すると、意外とあっさりと距離を置くことができるようになり、それと同時に言いたいことをガマンせずに伝えられるようになります。そして今は、自分を消費しない、心から会いたいと思える人との付き合いが続いています。

学校や会社、地域など、限られたコミュニティーの中では、人間関係に悩まされることがありますね。ですが、価値観の合わない相手と過ごすのは、しんどいもの。1人でいることは、決して恥ずかしいことではありません。人間関係でガマンをしないことは、自分を大切にすることにつながりますね。

著者:ももこ

元記事で読む
の記事をもっとみる