1. トップ
  2. グルメ
  3. 【フィンランドの老舗カフェin東京】 ノーラのフィンランド旅気分 Vol.12

【フィンランドの老舗カフェin東京】 ノーラのフィンランド旅気分 Vol.12

  • 2023.12.23

フィンランドと日本をつなぐコネクターとして活動しているノーラ・シロラさんが、日本でフィンランド気分を体験できるようなスポットやライフスタイルを提案する連載。今月はホリデーシーズンも楽しめるフィンランドカフェをご紹介します。

フィンランドを味わえるカフェを教えてくれたのは…

ノーラ・シロラ(Noora Sirola)さん

サウナの聖地、フィンランドタンペレ市出身。 タンペレ大学大学院卒業後、2019年から駐日フィンランド大使館商務部兼フィンランド政府観光局で勤務。2022年からは北欧旅行フィンツアーが東京表参道で展開する北欧カフェ&ショップ「Hyvää Matkaa!(ヒュバ・マトカ)」のプロジェクトマネージャーを務めながら、フィンランドと日本を繋ぐコネクターとして活動。京丹後市の温浴施設「ぬかとゆげ」のサウナプロデューサーや、日本モルック協会公認「モルックアンバサダー」としても活躍。2020年10月には「世界ふしぎ発見!」にミステリーハンターとして出演。

コーヒー消費量世界一の国

Moi(モイ)!

フィンランド人は、一人当たりのコーヒーの消費量は世界一位、平均的に一日で4~5杯ぐらい飲まれています。浅煎りで飲みやすいコーヒーが多いですが、最近小さな焙煎店や新しいカフェも増えて、コーヒー&カフェ文化もより豊かなものに変わりつつあります。首都のヘルシンキも、昔ながらの老舗カフェもあれば、古着屋さんが併設されたカフェや、ベジタリアンメニューに特化したカフェなどもあり、カフェめぐりが楽しい街です。

日本でも、ちょっとしたフィンランドカフェ巡りが楽しめます。前回はフィンランド旅気分が楽しめるカフェ&ショップ「Hyvää Matkaa!(ヒュバ・マトカ」をご紹介しましたが、今回は日本にあるフィンランド老舗コーヒーチェーンで、コーヒー休憩をしましょう。

フィンランドでもおなじみのコーヒーチェーン

フィンランドに旅して、どこに行っても出合うカフェといえば「ROBERT'S COFFEE(ロバーツコーヒー)」。

1992年にヘルシンキに一店舗目をオープンしたこのカフェチェーンは創業してからずっと家族で経営しています。淹れたての美味しいコーヒーをゆっくり飲みながら、自由に、シンプルに、ナチュラルにくつろげる、第二のリビングルームかのような空間でのんびりできるカフェをコンセプトにしています。

日本には東京の麻布十番、横浜、埼玉のメッツァビレッジの3店舗もあります!

ロバーツコーヒーの東京・麻布十番店。店の様子は、フィンランドの店とそっくり。

シンプルに、さりげなく、フィンランドらしく

店内に入ってみると、フィンランドでロバーツコーヒーに訪れたことがある方は、きっと懐かしい気持ちになるでしょう。店内の色合い、雰囲気、文字、細かいところまでフィンランドの店舗を再現しています。よく見たらフィンランド語も発見。

オリジナルブレンドはドリップコーヒーそのままがおすすめですが、ラテも種類が多くて見た目もかわいくて、色々飲み比べするのが楽しいです。食べ物メニューでは、フィンランド料理といえばのサーモンスープやオープンサンドのほか、日本限定の食事メニューも提供。スイーツはフィンランドで定番のブルーベリーパイ、シナモンロールももちろんあります。

食パンにサーモンと野菜たっぷり。日本とフィンランドを融合した日本限定の食事メニューも豊富。

フィンランドを代表するスイーツのひとつ、バニラソース添えのブルーベリーパイは見逃がせない。

アイスクリーム消費量もトップ

コーヒーだけでなく、フィンランドはアイスクリームの一人当たりの消費量ランキングでも毎年トップ5に入っています。ここロバーツコーヒーの絶対におすすめしたいメニューのひとつも、自家製ジェラートなんです!

濃厚で美味しい、定番のバニラ・チョコレート・ピスタチオのほか、フィンランドならではの味、シナモンロールを再現したジェラートや、季節限定メニューも楽しめます。選ぶのにだいぶ時間がかかると思いますが、ゆっくり楽しく悩んでみてください。

絶品の自家製ジェラート。今回はピスタチオとシナモンロールをチョイス。チャイラテとミントチョコレートラテと甘~くて幸せな組み合わせ。

今はクリスマス限定の食べ物と飲み物メニューになっていて、また年明けから新しいメニューが出るでしょう。東京と横浜の店、そして自然に囲まれるメッツァの店舗、それぞれ雰囲気が違うので、ぜひ巡ってみてください。

メッツァビレッジのロバーツコーヒーでは、湖と森の絶景を眺めながらコーヒーが飲めて、まさにフィンランドにいるかのよう。

ロバーツコーヒーでは、オリジナルブレンドのコーヒー豆も販売されているので、大切な誰かへのクリスマスプレゼントにもよいかもしれません。

やっぱりアイスとコーヒーにしてしまう、寒い時期でも。フィンランドらしいコーヒータイム。持ち帰り用紙袋もフィンランドと一緒です。

今年最後のフィンランド旅気分になりましたが、夏からお付き合いいただき、ありがとうございました! フィンランド語ではKiitos(キートス)!

メリークリスマス&どうぞよいお年をお迎えください!

text:Noora Sirola

元記事で読む
の記事をもっとみる