姑の友人「優しい姑さんねぇ♡」嫁「はぁ？」外で【ダメ嫁扱い】されていた！ → そこで、嫁は──！？

義理の親子というのは何かと難しいものです。『結婚は当人同士だけの問題ではない』とよく言いますが、嫁・姑の関係を良好に保つには、相当な努力が必要なのではないでしょうか？これは筆者の友人R美の体験した、イラっとするエピソードです。

体裁ばかりを気にする姑

私の姑は、結婚当初から私のことが気に入らない様子でした。夫や舅のいないところで嫌味を言ってきたり、小さな嫌がらせをしてきたり……。それでも自分の友人や舅の姉妹（叔母）たちの前では、『お嫁さんを可愛がっている良い姑』を演じていました。

姑の口ぐせは「何かあったらいつでも頼ってね！」

私が具合が悪く食事の支度ができないときや、夫が交通事故で怪我をして遠い病院へ入院したときに「ちょっとお願いできますか？」と声をかけたのですが、やれ舅のご飯の支度がどうだの、明日は予定があるから動けないだのと、様々な理由をつけて断られていたのです。

ある日、掃除を手伝えと義実家に呼ばれた私。掃除が終わった後、帰ろうとすると姑の友人が急に訪ねてきました。

「せっかくだからみんなでお茶でも……」という流れになり、3人で話すことになったのですが、姑がいろいろな話を盛って友人に話していることに気が付きました。

「いつでも頼ってなんてなかなか言えないわよ？良いお姑さんで良かったわね！」

姑の話では、私は家事一切ができないダメな嫁で、いつも姑に何かと助けてもらっているという設定になっていたようです。私は体裁ばかり気にして見栄を張る姑に呆れて、事実を暴露してやろうと思いました。

「でもお義母さんも忙しいので、助けてもらいたくてもなかなかタイミングが合わないんです」

特に何もしてもらった記憶のない私は、本当のことを言いました。おそらく友人には「いつもやっている」くらいの勢いで話していたのでしょう。

「あら、そうなの？」と姑の友人は怪訝な表情をしていました。

これに慌てたのは姑です。

「あら、でもたまには助けに行くこともあるじゃない？」とありもしないことを言い始めました。

姑の友人は、どうやら話のつじつまが合わないことに気付いたようでした。それでも姑は作り話を次々と繰り出します。呆れた私は「お義母さんと私の記憶が違うんですかね～？」ととぼけたように言ってやったのです。

姑の友人はいつもは長居するそうですが、この日は「用事を思い出した」と言って帰っていきました。きっと今まで姑が話していたことが嘘であることに気付いたのでしょう。

友人が帰った後、呆然としている姑に「帰りますね」とニッコリ笑って言ってやりました。

自分がしてもいないことをさもしているかのように話していた姑には、ほとほと愛想が尽きました。『嫁のことが気に入らずに嫌がらせをしている姑』という本性に気付かれてしまった姑ですが、その後のことは知りません。

きっと今でも取り繕うのに必死になっているのではないでしょうか。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：RIE.K