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【天満橋】澄み渡る青空のようなスッキリ感!コーヒーを飲んで初めて感動した「猫じた珈琲」

  • 2023.12.22

<大阪発>こんにちは、大阪地域特派員のきなちゃんです。皆さま、コーヒーはお好きですか?今日は飲んだ瞬間「!!!」とビックリする味わい、とびきりのスペシャリティコーヒーが楽しめる「猫じた珈琲」さんを紹介します。

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出典:リビング大阪Web

リラックスできる趣きある店内

一度聞いたら忘れられない店名「猫じた珈琲」。「ぬるいコーヒーが飲めるお店なの?」って聞かれることもあるそうですよ。ご心配なく。あつあつのホットコーヒーが飲めます。由来は、店主・バリスタの森田さんとパートナーである焙煎士の柳さんのお二人が猫好きで、さらには森田さんご自身が猫じたで、お店をするならこの名前♪と決めていたそうです。

2020年12月23日にオープンしたお店は、アーチ窓が印象的な、昭和レトロな木のぬくもりを感じる優しい雰囲気が漂います。そこにいるだけでほっこりとし、リラックスするのにピッタリ。せかせかと慌ただしくやって来てコーヒーをパッと飲んで、さっと立ち去るのは、なんだかもったいない落ち着きです。

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出典:リビング大阪Web

全国屈指の実力派のお二人が焙煎し、淹れるコーヒー

かわいらしい店名と映えるスイーツだけではありません。生豆の選別、焙煎、抽出、全てを自分たちでされている実力派のお店です。

今年の秋、東京で年に一度行われるアジア最大級のコーヒーイベント「SCAJ2023」での、パナマコーヒーの焙煎大会において、ゲイシャ種部門全国3位という成績をおさめられました。

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出典:リビング大阪Web

じゃーん。パナマの木材で作られた表彰盾です。オシャレでかわいいです。 簡単にまとめると、パナマコーヒーのゲイシャ種という品種を、日本で最もうまく焙煎できる人たちが競う大会で栄えある第3位、ということです。言い換えると、驚くほどおいしく焙煎してくれたコーヒーが飲めちゃうということです。スゴクないですか?

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出典:リビング大阪Web

こちらを向いている店主・バリスタの森田さん。後ろを向いているのが焙煎士の柳さんです。お二人とも笑顔がとっても素敵で、柔らかな雰囲気です。余談ですが、「我が家にも猫がいるんです」と話した瞬間の、お二人の顔のほころびが忘れられません。その後、猫談義に花が咲きました。

バリスタの森田さんは、今年行われたジャパンブリューワーズカップ2023で第6位、2020年ジャパンハンドドリップチャンピオンシップで決勝進出など、さまざまな大会で好成績をおさめています。

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出典:リビング大阪Web

焙煎も抽出も日本トップクラス、のお店なのです。

そんな猫じた珈琲のメニューはこちら。

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出典:リビング大阪Web
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出典:リビング大阪Web
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出典:リビング大阪Web
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出典:リビング大阪Web

飲んでみた!ゲイシャ種。コーヒーを飲んで初めて感動しました

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出典:リビング大阪Web

パナマ ゲイシャ種 1280円

昨今のスペシャルティコーヒーの世界で、最も注目を集めている品種が「ゲイシャ種」。世界最高峰と呼ばれるパナマコーヒーの中でも、栽培が難しく、非常に貴重なコーヒー、とのことです。コーヒー発祥の地である、エチオピアにある「ゲシャ村」が名前の由来になっています。

ゲイシャ種?って何?芸者?レベルの私でしたが、このコーヒーを飲んだ方が書いた文章の中に「ジャスミンを思わせる香り」とか「柑橘類の明るい酸味」という一文を目にし、「え?コーヒーなのにジャスミン?柑橘類?」、これは飲まないと!となりました。

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出典:リビング大阪Web

店内は猫であふれています。撮影用に猫を貸し出してくださいます。

目を瞑って飲むと、コーヒーと言われないと絶対にコーヒーとわからない、フルーツのような、レモンティーのような、ワインのような、チョコレートのような、ブルーベリーのような香りと味。フレッシュジュースのようなフレッシュさも感じます。

「アナタちょっと何言ってるの?」って思いますよね。でも、今まで飲んでいたコーヒー、とかく、私のような素人が淹れるコーヒーと同じ名前でいいの?となる衝撃を受けました。

それくらい感動を与えてくれる香りと味なんです。複雑さはあるのに、まったく雑味がなく、ニュートラル。澄み渡る青空のような、スッキリとした感覚が体に広がっていきます。

口に含むたび、なんだか自分が上質な人間になったような気さえ起こさせます。そして、それが驚くほど継続するのです。飲んだ翌日も体の中が、スッキリと満たされているような不思議な感覚でした。

私の拙い文章力では、このコーヒーの魅力のほんの一部しか伝えられません。こんなにも味を表現するのは難しいのかと思う、衝撃の香りと味をぜひ味わっていただきたいです。

冷めてもおいしいのがスペシャリティコーヒーの特徴の一つ。時間をかけてゆったりと、変わりゆく温度の中で表情を変えていくような、なんとも贅沢な味わいでした。

コーヒーの味を邪魔しない、むしろ引き立てるスイーツ

お店で提供されるスイーツは、パティシエをされていた店主森田さんが丁寧に作られています。旬のフルーツを使った「大人の贅沢パフェ」や季節限定デザート、そして定番デザートがあります。

森田さんは洋菓子と和菓子、両方に携わってこられたご経験から、コーヒーの味にインスピレーションを得て、スイーツを作られます。スイーツ自体とてもおいしいのですが、何といっても、コーヒーの邪魔をせず、かつ、味を引き立てる絶妙なおいしさ。

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出典:リビング大阪Web

今回いただいたのは、季節限定メニュー「濃厚かぼちゃプリン」(880円)。濃厚でまったりとしているけれど、甘みがしつこくなく、大人の味。どこか懐かしいような、さらにはリッチ感もありました。一口ごとに幸せを感じられる味わいです。

柳さんが「1杯のコーヒーって奇跡の連続だと思うんです」と、話してくださったのが印象に残っています。

スペシャリティコーヒーは、栽培される標高や土壌環境も大切で、精製方法の選択などを含めて、一つ一つが特別なもの。コーヒー豆を栽培する農家の人、精製する人、輸送する人、焙煎する人、抽出する人、全ての人の手を経て、私たちはようやく1杯のコーヒーを飲むことができます。

そのどこかが欠けると、このおいしさは成立しません。そう思うと、本当に「奇跡の1杯」であり、とても奥が深いものだと感じます。

携わる人、一人ひとりの想いが連なって、こんなにおいしいコーヒーをいただけるんだ、と感謝の気持ちが起こってきました。

この奇跡の連続の結晶である感動の味を、ぜひ味わってみてください。

猫じた珈琲 住所:大阪市北区天満1丁目15-5 川勝ビル1階 (大阪メトロ谷町線・京阪 天満橋駅 徒歩7分) 電話番号:なし 営業時間:月曜~木曜 11:00~18:30(LO 18:00) 金曜~日曜・祝日 11:00~18:30(LO 18:00)、19:00~22:00(LO 21:30) 定休日:不定休(インスタで確認できます) 完全禁煙 https://www.instagram.com/nekojitacoffee/

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