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福原遥&水上恒司、『映画あの花』公開後の大きな反響に驚き「私たちの想いが届いていると感じています」

  • 2023.12.22
福原遥&水上恒司、『映画あの花』公開後の大きな反響に驚き「私たちの想いが届いていると感じています」
(C)2023「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」製作委員会

映画化解禁時では累計発行部数50万部だった原作も90万部突破

SNSで「とにかく泣ける!」と話題になり、シリーズ累計発行部数90万部を突破した汐見夏衛による小説を映画化した『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』が、興収10億7千万円を突破中。12月19日には都内映画館で大ヒット御礼舞台挨拶が実施され、W主演の福原遥と水上恒司、そして原作者の汐見夏衛が参加した。

12月8日より全国公開され、週末ランキング邦画第1位の大ヒットスタート。昨日までで動員83万人&興行成績10億7千万円という驚異的な数値を叩き出している。また2週目の土日は、前週比130%を超え、平日も連日前週比超えが続いている。

公開後の反響について福原は「沢山の皆さんが見てくださっているという話を聞いてびっくり。信じられません。嬉しい気持ちでいっぱいです。小学生と高校生のいとこが映画を見てくれた後に、戦争について勉強するようになったと聞いて、私たちの想いが届いていると感じています」としみじみ。

映画化解禁時では累計発行部数50万部だった原作も、今では90万部突破。汐見は「50万部まで6年掛かったけれど、映画化が決まってからその数字が倍になって…。映画の力って凄い。書籍の力だけでは出来なかったこと。圧倒されています」と驚いていた。

福原と水上は大阪・福岡・名古屋でも舞台挨拶を実施。水上は地元・福岡での熱のこもった舞台挨拶が印象的だったそうで、「ティーチインでは観客の方が『私は!』と自分の想いや質問を立ち上がりながら言ってくれて…。さすが福岡! 俺の故郷、好きと思った」と嬉しそう。

福原は「それぞれの土地で美味しいご飯を用意して下さって、今日行った名古屋では手羽先。朝も昼もしっかり食べたはずなのに移動中に5本くらいかぶり付きながら帰京しました」と歓迎グルメに喜色満面だった。

本作の大ヒットを記念して、12月22日より全国の映画館で汐見先生による書き下ろし小説「君とまた出会うために。」のデジタル小説が読めるオリジナルビジュアルカードを配布することが決定した。

汐見曰く、書き下ろし小説「君とまた出会うために。」は、福山雅治による主題歌「想望」に影響を受けた内容になっているという。水上は「彰(水上)がどこに行ったのか、映画を見た方は気になると思います。映画を見た後に『君とまた出会うために。』を読むと“なるほどそういうことか”と思うはず」とお勧め。

福原も「めちゃめちゃ感動しました。彰の想いだったり、心が温かくなる作品です」と絶賛。汐見は「福山さんの歌詞の世界観や言葉選びが素晴らしく、そこから刺激を受けて『想望』の歌詞に沿ったものを書きたいと思った。歌詞の使用許可も快諾していただけたので歌詞の一部も使用しています」と話した。

そして最後の写真撮影の直前、サプライズで汐見による福原と水上への感謝の手紙が読み上げられた。福原に対しては、「福原さんの演じてくださった百合は、原作のキャラクター設定を活かしてくださりつつ、感情移入せざるを得ないようなパワーのある少女になっていて、感激しました。劇場から出てきた年配の御夫婦が、洟をすすりながら言葉を交わし、手を繋いで歩いていかれたのが印象的でした。きっと観客の皆様が、百合と同じように、これまで当たり前と思ってしまっていたものの尊さを感じたのではないかと思います。福原さんに百合を演じていただけてよかったと何度も思っております」とメッセージ。

これに福原は「原作を読んだ時に私も涙して素敵な作品だと思いました。同時にこの原作の百合に私は近づくことが出来るのか?と何度も不安になって無理かもと思いながらやっていました。汐見先生からこんな素敵なことを言っていただけで嬉しくて幸せです」と感涙していた。

水上には「彰は、拙作の登場人物の中でも特に、これまでたくさんの読者様から、私の想像していた以上に熱い思いを寄せていただけたキャラクターでした。だからこそ、最初に映画化をいただいたときに、不安がなかったと言えば嘘になります。そんな若干の不安を抱えながら映画化のお話が進むのを待っていた中で、水上さんにお引き受けいただいたとご連絡を頂きました。水上さんのこれまでのご活躍は何作も拝見していたので、お名前を伺ったときに、誠に僭越ながら、『ああこれで安心だ』と思ったのをよく覚えております。そして実際に映画を拝見して、これは本当に読者の皆様に喜んでいただける映画化になったと喜びが込み上げてきました」と想いを伝えた。

これに水上は「何よりも原作者である汐見先生から『ああこれで安心だ』などと思っていただけたこと、それだけで嬉しい。興行成績が伸びようと伸びまいと、先生からの言葉が一番嬉しい」と冗談めかしながら感激してた。

水上は「本作を通して戦争というものは、被害者と加害者がはっきりとは分かれていないという事を知っていただき、それを後世に伝えていけるようなきっかけの作品になったら嬉しい」と平和祈願。

福原も「今ある普通の生活が当たり前ではなくて、美味しいご飯を食べて大切な人と一緒に過ごせること、夢に向かえることのありがたさを感じる作品です。皆さんにもその思いが伝わって、自分の大切な人を大事にしようとか何かの行動を起こすきっかけになればと思います」と呼び掛けていた。

『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は現在公開中。

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