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【丸山桂里奈さん&本並健治さん夫妻にインタビュー】話して、近づく。夫婦の妊活

  • 2023.12.22
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2023年2月に第一子を出産した元プロサッカー選手の丸山桂里奈さん。「何でも話して受け止めてもらえたからこそ、前向きに楽しむことができた」と話す妊活について、夫の本並健治さんと一緒に振り返ってもらいました。

お話を聞いた 丸山桂里奈さん&本並健治さん profile

[左] 丸山桂里奈さん
元サッカー日本女子代表。現役時代のポジションはフォワード。日本体育大学卒業。 TBS「ラヴィット!」の月曜レギュラーとして、夫婦でスタジオ出演中

[右] 本並健治さん
元プロサッカー選手。現役時代のポジションはGK。松下電器産業サッカー部に入団後、ヴェルディ川崎に移籍。引退後はサッカー解説や、指導者として活動。

丸山桂里奈さん&本並健治さんインタビュー

01_まずは自分の体を知ることがファーストステップ

「夫婦で一緒に検査することで、 不安も払拭されました」

―妊活を振り返って、一番印象に残っていることは?

丸山さん:37歳で結婚したのですが、当時から「子どもはほしいね」と言っていたものの、お互い仕事が忙しくてタイミングが合わず、なかなか妊娠しませんでした。年齢的にもそろそろ本格的に妊活に取り組もうとしたとき、まずはお互い検査をしようということに。夫に話す前は、嫌がるかな?と思っていたのですが、すぐに賛成して一緒に病院に行ってくれて。おかげで妊活に対して前向きになれましたね。

本並さん:妊活っていうのは夫婦のこと。調べてみることで対応も早くできるから、検査することに対して抵抗はなかったですね。

―病院ではどんな検査をするのでしょうか?

丸山さん:最初の検査はごく基本的なもので、私は卵子がどれくらい元気なのか、卵管が通っているか。本並さんは精子がどれくらい活発なのかを調べてもらいました。 1時間程度で終了しました。年齢的にも不安だったのですが、検査して正確な情報を知ることで自信にもなりましたね。

02_分食にすることで体重管理を徹底 情報は医師やSNSから収集

「食事は1回の量を減らして3時間おきに」

―妊活中、食事などの生活習慣で心がけていたことは?

丸山さん:妊娠時に太りすぎると糖尿病のリスクが高まると医師から聞いて、体重増加には気をつけていました。すごく効果的だったのは食事を分食にすること。1回の量を半分くらいにして、朝昼晩含めて3時間くらいおきに食べるようにしたら、かなり痩せました。今までは甘いものもたっぷり食べていたし、栄養も偏っていたのですが、白米を玄米や十穀米に替え、苦手な魚もなるべく食べるように心がけました。運動は、本並さんと一緒に散歩する程度ですね。情報は医師からはもちろん、SNSを通じてたくさん教えてもらいました。葉酸を摂るようにしたり、ハーブティーを飲んだり。SNSは賛否いろいろな意見がありますが、同じ境遇の人たちと一緒に励まし合って妊活に取り組めたことはとても心強かったです。子どもが生まれて、夜ひとりで授乳しているときも「私も今授乳してます」という人がたくさんいて、「一緒にがんばっている人がこんなにいるんだな」って思えるだけでチカラになります。

03_家庭でも仕事でも、まずは思いを伝えることが大事

「正しい情報を夫と共有することで排卵日が楽しみに」

―準備期間も含めて約1年間に及ぶ妊活でしたが、不安や大変だったことはありますか?

丸山さん:実は排卵チェッカーで確認した排卵日のタイミングがズレていて、「なんで妊娠しないんだろう」と焦る日々もありました。でも病院で正確な排卵日を知ることができ、医師に相談するうちにいろいろなことがクリアになったおかげで前向きになれました。

本並さん:いろいろな情報に左右されず、まずは医師に診てもらうということが最善ですよね。あとはできなかったとしてもあまり慌てずに、落ち込まないこと。今回ダメでも次、妊活を続ける間は、二人でがんばっていこうと思っていました。

―心強いお言葉です! お二人とも仕事が大変な中、妊活との両立で意識したことはありますか?

丸山さん:そうですね。私たちは職業柄泊まりでの仕事も多く、すれ違うことも多い。だから妊活を始めてからは、マネージャーにスケジュールのことや排卵日のことなど、すべて相談していました。話すことで気持ちがラクになりますし、周囲から応援してもらえて励みになりました。

―ただ夫婦においては意見がぶつかることもあったのでは?

丸山さん:それが、妊活のときはなかったんです。私がイライラして落ち込んで泣いてしまったときも、本並さんは「そんなの大丈夫だよ」って励ましてくれて。

本並さん:妊娠中はホルモンバランスが崩れて本音で話すばかりじゃなくなるということがわかっていたので、男性側はうまく流すことも大事。切り替えて、次の展開にもっていくようにしていました。流しすぎて、「聞いてる?」って逆上されることもありましたが(笑)

―本並さんの懐の深さ、素晴らしいです!

丸山さん:キーパーだったからですかね(笑)?私がいろいろ言ってしまっても受け止めてくれます。でも、夫婦喧嘩はしょっちゅう。ただ、結婚前に「人生は短いし、喧嘩してもすぐに仲直りしよう」と決めていたので、どっちかが腕を振った瞬間にジャンケンして、勝った方がくすぐるというルールで、すぐに仲直りできます。

本並さん:やっぱりコミュニケーションがあるからこそ、妊活も子育ても成り立ちますよね。子どもが生まれてからも、夜は必ず一日にあったことを話すようにしています。思っていることはちゃんと伝えないと。どっちかがガマンしていたら不満が溜まってしまいます。丸山さん妊活は焦ったり不安になったりとネガティブになりますが、少しでも可能性があるなら、夫婦で前向きに取り組んで欲しいですね。

夫婦のコミュニケーションを保つポイント

本並さん:妊活は義務にならないように、楽しむつもりで。相手がイライラしてキツくなっても本気で受け取らず、いい意味で流すことも大事。

丸山さん:ぜんぶ自分で抱えないで、不安な気持ちやしてほしいことなど、まずは相手に話してみること。受け入れてもらえることで前向きでいられます。

丸山さん夫婦が活用したアプリはこちら!

「ルナルナ」
…女性向け管理アプリのパイオニア
「生理の管理や排卵予定日のチェック、通院記録などに活用していたおかげで安心できました。妊活コラムも勉強になります」。生理日予測や排卵日予測などを通知。/エムティーアイコンタクトセンター

「OMRON connect(オムロンコネクト)」
…バイタルデータをスマホ転送で簡単管理
「基礎体温の管理に活用していました。婦人用電子体温計と連動していて、測ったデータを手で入力しなくてもスマホに転送されて便利!グラフ化されてわかりやすかったです」/オムロンヘルスケア

「頭痛ーる」
…気象予報士が開発した頭痛対策アプリ
「頭痛持ちで、特に雨が降る前など、頭が痛くなります。これは気圧の変化で体調不良が起こりそうな時間帯をわかりやすく教えてくれるので、予防や対策ができて助かりました」/ベルシステム24

photograph:Mari Yoshioka text:Nahoko Morimoto web edit:Riho Abe
リンネル2023年12月号より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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