1. トップ
  2. 恋愛
  3. 稲垣吾郎「シナリオをいただいた時に受けた動揺が忘れられない」ドラッグに溺れる少女の壮絶な人生描く『あんのこと』に出演決定

稲垣吾郎「シナリオをいただいた時に受けた動揺が忘れられない」ドラッグに溺れる少女の壮絶な人生描く『あんのこと』に出演決定

  • 2023.12.22
稲垣吾郎「シナリオをいただいた時に受けた動揺が忘れられない」ドラッグに溺れる少女の壮絶な人生描く『あんのこと』に出演決定
(C)2023『あんのこと』製作委員会

注目の若手俳優 河合優実がシャブ中でウリの常習犯・香川杏を熱演

河合優実を主演に迎え、入江悠監督がある1人の少女の壮絶な人生を綴った映画『あんのこと』。本作より、稲垣吾郎、佐藤二朗ら追加キャストが発表され、ティザービジュアルが解禁された。

2020年6月、新聞に掲載された「ある1人の少女の壮絶な人生を綴った記事」。本作は、その1本の記事に着想を得て描いた衝撃の人間ドラマ。今注目の若手俳優・河合優実が機能不全の家庭に生まれ、虐待の末にドラッグに溺れる少女・杏を演じ、『SRサイタマノラッパー』(09年)『ビジランテ』(17年)などで現代社会の問題にスポットライトを当ててきた入江悠監督がメガホンをとる。

香川杏、20歳。シャブ中でウリの常習犯。ホステスの母親と足の悪い祖母と、3人で暮らしている。子どもの頃から、酔った母親に殴られて育った。小4から不登校。初めて体を売ったのは12歳で、相手は母親の紹介だった。希望はおろか絶望すら知らず、ただ繰り返される毎日。そんな薄暗闇の世界が、ある出会いをきっかけに少しずつ変わり始める。だが、やっと繋がった細い糸も突然のコロナ禍に断ち切られてしまい──。

今回、本作の追加キャストが発表された。『はるヲうるひと』(19年)『さがす』(22年)など、日本を代表する個性派俳優・佐藤二朗がドラッグに溺れていた杏を救おうとする、人情味あふれる型破りな刑事・多々羅を演じる。また、『半世界』(18年)『窓辺にて』(22年)『正欲』(23年)などで主演を務めてきた稲垣吾郎が、多々羅と親交がありつつも彼の裏の顔を暴こうとする、正義感と友情に揺れるジャーナリスト・桐野を演じる。作品に奥深さを添える名優たちの演技も見どころだ。

さらに、杏の母親・春海役として濱口竜介監督作『PASSION』(08年)『偶然と想像』(21年)の河井青葉、杏の祖母・恵美子役として映画・ドラマ・演劇と幅広く活躍する名バイプレイヤー・広岡由里子、杏の隣人で幼い赤ん坊の母親・三隅紗良役として、話題作『シン・ウルトラマン』(22年)『ミンナのウタ』(23年)の早見あかりが演じることも発表された。

解禁されたティザービジュアルは、河合演じる杏が大きく映し出されたデザイン。辛い現実のなかで懸命に生きる杏の表情と、横に添えられた「だれにも、私を殺させない。」というコピーが印象的なビジュアルとなっている。

■佐藤二朗(多々羅保役)

実話に基づいた本作。新聞の小さな三面記事から炙り出されたこの物語を、絶対にこんなことを起こさせてはいけないという思いと、この腹を抉られるような事実をなんとしても人々に伝えたいという思いで演じました。この、ほとんど祈るような思いが、一人でも多くの方々の胸に届くことを願っています。

■稲垣吾郎(桐野達樹役)

最初にシナリオをいただいた時に受けた動揺を今も忘れられません。
人は生まれながらに誰かと繋がり生きていく権利を持っている。
その思いを信じて作品に参加させていただきました。
杏の声がどうか皆様の心に届きますように。

『あんのこと』は2024年6月7日より全国公開。

元記事で読む
の記事をもっとみる