私「カンパーイ♪」上司「やめなさい！」【乾杯しようとしたら叱られた！？】→ 理由を知り赤っ恥！！

すべてのマナーには理由があるものです。よく考えると「なるほど」と思うことも多いのですが、馴染みのないマナーだと「一体どうして？」と戸惑ってしまうこともありますよね。今回はマナーを知らずに恥をかいたエピソードを友人が聞かせてくれました。

プロジェクト完了！打ち上げをすることに

友人のA子はデザイン会社に勤めています。

先日、長年上司とともに携わっていたプロジェクトがようやく終わりを迎えました。
取引先とも協力して完成まで辿り着いたため、「今度ぜひ打ち上げをしましょう！」ということに。

数週間後、さっそく双方の会社からプロジェクトに関わったメンバー数人が集まり、打ち上げが開催されました。

打ち上げの会場は都内のオシャレなフランス料理店。
プロジェクトの成功を喜んだ上司が、自分の行きつけのお店を予約してくれたのです。

早速、ワインが運ばれてきて、全員自分のグラスを手にしました。
そして上司の「長いあいだお疲れ様でした！」という掛け声とともに、乾杯をするのかと思いきや……

なんと、全員グラスを少し持ち上げただけで、A子が予想していたような「全員とグラスをチーンと合わせる」乾杯は無し！

不思議に思い、隣の上司のグラスに自分のグラスを合わせようとすると、それもさりげなく上司に避けられてしまいました。

一体なぜ？

わけが分からず、混乱するA子。

せっかくプロジェクトの完成を祝って集まったのに、どうして乾杯しないんだろう……？と思い、その場を盛り上げようと自ら「そんなこと言わずに乾杯しましょー♡」と音頭をとろうとしました。

すると、ついに上司から「やめなさい」と窘められてしまったのです。

上司はA子がマナーを知らないことを察したのか、「こういう高級なお店ではグラスは合わせないんだよ。ビールジョッキじゃないんだから。ワイングラスが割れたら大変だろう」と教えてくれました。

マナーのことなど考えず、無邪気に乾杯を要求していたA子は、恥ずかしくてたまらなかったそうです。

幸い、上司も取引先の人もA子の無知を責めることなく、なごやかに打ち上げは終了したとのことですが、A子にとってこの一件はかなり衝撃だったようで、それからはマナーに関する本を買って勉強をしているそうです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：藍沢ゆきの