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キルギスにはサンタの代わりにじいさんが来る!?→日本とは違い過ぎるクリスマス【キルギス子育て奮闘記(64)】

  • 2023.12.20

<キルギスにはサンタなんかやってこない!?→日本とは違い過ぎるクリスマス>キルギス子育て奮闘記[#64]

みなさまこんにちは!
いよいよ年の瀬、12月に入ると一気にクリスマスモードになりますね。

実は私がキルギスに来て、一番なじめなかったのがこのクリスマス時期。
キルギスは基本ムスリムなのですが、一般的な行事には旧ソ連(ロシア)の影響も強くみられます。

そのため、ロシア正教会の暦に合わせキルギスのクリスマスは12月25日ではなく1月7日になり、クリスマスツリーは年明けの1月20日ごろまで飾られるのが通常です。

ただ、日本のお祭りのようなクリスマスと違い、より宗教的な行事なので教会へ出向くなど信心深い人々以外は普通に過ごす一日になります。

その代わり、大晦日から新年にかけては盛大に祝うのがキルギス式。

クリスマスツリーが飾られる家の中、たくさんのごちそうとシャンパンにケーキ、日付が変わると各大使館から打ち上げられる花火、爆竹、それに驚いた犬の咆哮と車の警報器!
「あれ?一体何を祝ってるんだっけ?」と一瞬わからなくなります。

そして子どもたちにとって大事なクリスマスプレゼントがもらえるのもこのタイミングです。

ちなみにキルギスではサンタクロースではなく「ジェットマローズ(寒波じいさん)」という名前で孫娘の「スネグーラチカ」を連れてくると言われています。(姿形はサンタと似ていますが、かたくなに「サンタではない」と言われます笑)

キルギスに来て何度目かの大晦日。
花火を見るためベランダに出ると、マイナス15度の外気でグラスのシャンパンが一気に凍り付きました…。

「日本は3時間前に年明けをしたんだな~」としみじみと除夜の鐘の荘厳さを思い、キルギスから日本に思いを馳せていると「私、なんでこんなとこにいるんだっけ…?」と本気で考え込んでしまうので、さっさとにぎやかな家の中に退散です。

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