友人の超豪華披露宴で【テレビの有名人を発見！】→「一緒に写真を撮りたい！」と近づいた瞬間！？

友人のRちゃんはいわゆる玉の輿で、大手企業の社長の息子との恋を実らせめでたく結婚。
これはその超豪華な結婚披露宴に友達と一緒に招待されたときの体験談です。
ミーハーな友人Kちゃんが取った軽率な行動で……？

超豪華披露宴に舞い上がる

これは大学時代の友人Rちゃんの結婚披露宴に、私と友人Kちゃんが招待されたときの話です。

Rちゃんはいわゆる玉の輿というやつで、お相手は大手企業の社長の息子。

将来は社長の椅子が約束されている御曹司との結婚とあって、見たこともない招待客の数と豪華な披露宴に私とKちゃんは舞い上がっていたのでした。

招待客は大手銀行の頭取や会社社長といった錚々たる顔ぶれでした。

中には私でも知っているテレビでも見たことのある大物政治家の姿まで。

披露宴はまるで社交の場のようで、お偉い方々の名刺交換会とあいさつが交わされる中、私は場違いな雰囲気に圧倒されていました。

そんな中ミーハーで怖いもの知らずの性格Kちゃんは、こんな機会は滅多にないと浮かれ気味。

自分の何の肩書もない中小企業の事務員の名刺を取り出して、自分もあの場に参加し一緒に写真を撮ってもらって友達や家族に自慢すると言い出したのです。

やめておこうと私が止めるのも聞かず、Kちゃんがカメラを片手にその大物政治家に近づこうとしたときです。

どこからともなくやってきた黒づくめで強面のSP2人に制止され、Kちゃんは取り押さえられてしまったのです。

周囲からは何事かと注目されるし、大物政治家からは失笑されるし、新婦のRちゃんにも申し訳ないしで、ものすごく恥ずかしかったです。

もちろん新婦友人を名乗り、怪しい者ではないと理解してもらったため、すぐに解放されその後の披露宴にも出席できました。

それでも諦めきれない友人Kちゃんは、披露宴で主賓挨拶する大物政治家をバックに、披露宴会場の隅っこの自分の席から自撮り写真を撮っていたのは、今でも笑い話になっています。

それにしても、大物政治家ともなるとプライベートの結婚式にまでSPが同伴することに驚きました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：Kumi.M