彼氏「このニンジン、生じゃない？」【結婚直前の手料理】で赤っ恥！ → 料理下手がバレてしまい──！？

婚約中に夫の実家に遊びに行った時の筆者の話。義妹と夫と3人でひょんなことから料理をすることに。料理下手がバレたくない筆者は何とか奮闘しますが…？

初の夫の実家。義妹と3人で料理！

婚約中だった私は、初めて夫の実家に出かけました。家には義妹と夫と3人だけです。
義妹は、カレーライスとポテトサラダを作っていました。
「ふたりとも一緒に食べるー？」と声を掛けられたので、一緒に料理をすることに。

ところが、料理は大の苦手だった私。（今もですが）
ほとんど料理ができないことがバレたらどうしよう……と内心、心臓バクバクでした。

すましたフリをして、何とか料理下手を隠し切り、無事に完成。
みんなで「いただきまーす」と食べ始めると……？

「あれっ、このニンジン、生じゃない？」と義妹が呟いたのです。
夫もニンジンを口に運びながら続けます。「コレって、おまえ（私）が切ってたよな？」
さーっと汗が出るのがわかりました。
慌ててポテトサラダのニンジンをかじると、確かに固く感じました。

ーーえっ、こういうモノじゃないの？これはダメなの？

私は頭の中がパニックで、何が正しいかもわからなくなっていたのです。

「これは、生やん！ウサギでもあるまいし！」と夫からのダメ押しの一言で、もう、顔は真っ赤。

ニンジンを茹でる過程を完全に忘れていたのです。
というより、茹でるべきだということも、知らなかったのです。

笑い転げるふたりを見ながら、もう恥ずかしくて、その場から逃げ出したい気持ちでした。

それ以来、夫には「料理下手」が完全にバレてしまい、事あるごとにこの話を蒸し返されます。
その度に、あの恥ずかしさを思い出して身もだえする羽目に。
優秀な義妹は、我が家に来る時は調理済みの食料をたくさん持ってきてくれます。
もちろん、今も夕食づくりは、細かいレシピ付きの食材キットが欠かせません。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Itnライター：田中つぐみ