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「おじさんに会いたくない」私の夫に怯える姪っ子→不審に思った姉が夫を調査した結果、衝撃の事実が!

  • 2023.12.19

小さな会社を経営している私。ようやく経営も軌道に乗り、順風満帆な生活を送れると思っていました。しかし、妻が社長というだけで、会社で肩身の狭い思いをしているらしい夫。「周りに何も言わせたくない」と仕事に打ち込むようになっていきました。そんなとき、姉の子ども、つまり姪が「おじさん怖い」と言って、私の夫を嫌がるようになって――?

妊娠を機に、専業主婦になった私の姉。昔から料理が好きで、今でもよく私にふるまってくれています。姪も小学生になり、私によくなついてくれていました。

料理上手な姉

「娘も小学校に入ったし、パートでも探そうかなぁ」と姉。そこで、私は「週1でいいから、うちに来て手料理作って!パート代は出すから!」「お姉ちゃんの手料理を食べたら、夫も元気になるかもしれないし……」と言ってお願いすることに。

夫は最近残業続きで忙しくしています。会社で何人か辞めてしまったらしく、その穴埋めをする形で働いているそう。あまりに無茶な働き方をするので、妻としてはとても心配だったのです。

姪の第六感

1週間後――。

うちに来てもらう日程を決めるため、姉に電話した私。しかし、いつもと違って姉の返事はなんだか歯切れが悪いのです……。

「何かあったの?お姉ちゃんらしくないよ……」と言うと、「他の誰にも話していないし、あなたも信じられないかもしれないけど……」と前置きして、姉は姪の第六感の鋭さについて語り始めたのです。

「やさしいと評判の人を初対面から怖がったと思ったら、実はその人が詐欺師だったり……」「ずっと楽しみにしていたおでかけに、急に行きたくないって大泣きしたからやめたら、行く予定だったモールに刃物を持った人が現れたり……」

目に見えないものは信じない派だった姉が言うのだから、本当のことなのでしょう。

「子どもの勘って侮れないねぇ」と私が呑気に言うと、姉は一段と低い声で「実はね、ついこの間からうちの娘があんたの夫と会いたくないって言うようになったのよ」と言ったのです。

「娘があんたの夫を怖がるから、気になって調べたんだけど」

「あの人やばいよ、真っ黒だわ」

「すぐ離婚したほうがいい」

「え……」

姉は私の夫のことを興信所に調べてもらったそう。すると、不倫の証拠がたんまり出てきたそうです。

不倫相手は1人ではなく、3人。しかも、私の貯金を勝手に使って貢いでいたそう。会社の資金管理はしっかりしていたものの、自分の貯金の管理はおざなりになっていた私。姉と電話で話しながら、ネットで残高を確かめると、600万円ほどなくなっていたのです。

血の気が引いて、何も言えなくなってしまった私に、「大丈夫?今からそっちの家に行こうか?」と声をかけてくれた姉。私は夫が戻って来る家にはいたくなくて、「お姉ちゃんの家に行く……」と言って、家を飛び出しました。

信じていたのに……

1週間後――。

姉の家に居候させてもらっていた私のところに、夫から「大丈夫か?」「仕事が立て込んでるって聞いたけど……」と心配を装ったメッセージが届きました。きっと、私の口座からお金が引き出せなくなったことに焦って連絡をよこしたのでしょう。

「見え透いた嘘はもういいよ」「不倫相手に貢ぐお金がおろせなくなったから焦ってるんでしょ?」「離婚しましょう」

姉に興信所の調査結果を見せてもらった私。夫は毎日残業していると言って、不倫相手のところに通っていたのです。

「俺はお前が一番大切なんだよ」「たしかに他の人と関係は持った、でもそれはただ、寂しさを埋めたかっただけなんだ……」

よくもまあ、言い訳がスラスラと出てくるものです。不倫相手に直接会って話したところ、不倫相手には「自分は社長だ」と嘘をついていたこともわかりました。さらに、「嫁と別れて早く結婚したい」と愛の言葉をささやいていたそうです……。

私のことが本当に大切ならば、裏切って傷つけようなんて思わないはずです。嘘を並べ立てる夫に、1ミリほど残っていた情も消え失せました。

「しっかり慰謝料を払ってね」「不倫相手さんたちは、社長であるあなたに慰謝料を肩代わりしてもらうと言ってたわよ」と言うと、夫は押し黙ってしまいました。最後に「もう一度だけ、俺を信じてくれないか……?」と言われましたが、どうせこの男は同じ過ちを繰り返すでしょう。やり直すつもりはありませんでした。

その後――。

それからすぐ、私たちは離婚。元夫には慰謝料をたっぷり支払ってもらいました。不倫相手たちは、夫が社長でないと知るとすぐさま離れていったそうです。

さらに、元夫は残業時間だけでなく、勤務時間内にも不倫相手と遊び歩くなどしていたそうで、会社から勤務態度の悪さを理由に解雇されてしまったそう。まさか離婚のタイミングと一緒になるとは思いませんでしたが、自業自得でしょう。

私は一人暮らしになりましたが、ここ数カ月は元夫の帰りも遅かったので、それほど寂しさは感じていません。姉が姪を連れて頻繁に遊びに来てくれるので、そのやさしさがありがたいです。今はまだ前を向けていませんが、いつか笑い話にできるように、元夫よりもずっと幸せになってみせるつもりです。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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