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ハリー王子夫妻の財団、寄付金が1年で1100万ドル減の大赤字!

  • 2023.12.18

報道によると同財団は2022年に赤字に転落した。夫妻にとっては新たな痛手だ。

アーチウェル財団の会見でのメーガン夫人とハリー王子。(ニューヨーク、2023年10月10日) photography: Getty Images

2023年12月12日の「デイリー・エクスプレス」紙によると、ハリー王子とメーガン夫人が設立したチャリティ団体、アーチウェル財団の2022年収支は大きく悪化した。同紙が入手した財団の2022年年次報告書によると、カリフォルニアに住む夫妻は、1年間で1100万ドル近い寄付金を失った。2021年には、複数の篤志家から1300万ドルの寄付を受けていた。

一方、2022年においては、2人の篤志家からそれぞれ「わずか100万ドル」の寄付金を受け取ったのみ。その結果、財団の収入は激減した。収入200万ドルに対し、年次報告書には260万ドルを超える支出が記載されている。支出の一部には不透明な部分もある。さらに、報告書によれば、ハリー王子夫妻は昨年、理事であるにもかかわらず、財団の仕事を週1時間しかしていない。財団職員は5名おり、給与の合計は年間50万ドルに上った。またエクゼクティブディレクターのジェームス・ホルトは働きが評価されたのか、給与が大幅にアップした。

善をなす

2020年10月にメーガン夫人とハリー王子が創設したアーチウェル財団の目的は、「善をなす」ことだとウェブサイトに掲げられている。活動のひとつに、「Responsible Technology Youth Power Fund(責任あるテクノロジーのユースパワー・ファンド)」がある。これは責任あるデジタルカルチャーを担う若いイノベーターの集団に、総計200万ドルの助成金を与えるものだ。2年前の2021年8月に、アーチー王子とリリベット王女の両親は、「Women For Afghan Women(WAW;アフガニスタン女性のための女性団体)」への支援をおこない、多くのアフガニスタンの女性、子ども、家族の国外避難を支援した。こうした夫妻のフィランソロピー活動は多くの人々に称賛されているものの、いまや夫妻は世間、いや篤志家の期待にはそぐわなくなっているようだ。

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