『ヒョンジェは美しい』で三男スジェが進める「偽の結婚」は果たしてどうなる?

テレビ東京の韓流プレミアで放送中の『ヒョンジェは美しい～ボクが結婚する理由(わけ)～』では、12月15日の第21話で三男スジェ(ソ・ボムジュン)の結婚問題にスポットが当たっていた。

彼は3兄弟が取り組む結婚プロジェクトにおいて、歯科医師の長男ユンジェ(オ・ミンソク)と弁護士の次男ヒョンジェ(ユン・シユン)という2人の兄よりずっと有利な立場にいた。それは、気が合うユナ(チェ・イェビン)を巧みに説得して結婚相手になってもらえたからだ。

しかし、それは「見せかけ」だ。結婚の褒美となるマンションを手に入れるために、スジェとユナは「偽の婚約」を演じているだけだったのだ。

スジェは完全に割り切っていた。自分がスポーツジムの契約を控えていて、そのためにもマンションが必須だったのだ。しかし、ユナは罪悪感がとても強くなっていった。それは、スジェの母親ギョンエ(キム・ヘオク)があまりにもユナのことを可愛がってくれるからだった。そんなギョンエを騙していることにユナは耐えられなくなってきた。

それでも結婚の話はどんどん進んでいった。ギョンエの勧めもあって、ユナはウェディングドレスの試着に出かけた。着てみて本当に素晴らしいウェディングドレスだったのだが、自分自身を鏡で見たときにユナの罪悪感がさらに強くなってしまった。我慢できなくなってユナはついにギョンエに「結婚はできません」と告白した。

本当につらい展開

ちょうどその時にスジェがやってきた。ギョンエは「スジェがみんな悪いからユナが不安になっている」と思い込んで、スジェに対してユナに謝罪することを要求した。そんな単純な話ではないのだが、バレないためにスジェもユナに対して形式的な謝罪をした。その時点でもギョンエは偽の婚約であることをまだ理解していなかった。

ギョンエは心から末っ子の結婚を望んでいる。その気持ちが痛いほどわかるだけに、ユナは申し訳ない気持ちでいっぱいになっていった。彼女にとって本当につらい展開が続くだけなのだが……。

文＝大地 康