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【宅配・運送の業界用語】「台切り」されたトラックを見たことある?「フロチル」された食品ってなに?

  • 2023.12.18
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宅配便や運送などの業界では、トラックのドライバーたちの間で使われている隠語が多くあります。運送業で使う「台切り」は、トラックのある操作のことをさし、宅配業界で使われる「フロチル」は、ある食品のことをさす言葉です。それぞれ、どんな意味なのでしょうか?

■「台切り」とはある部分を切り離すこと

「台切り」とは運転席部分のトレーラーヘッドと、荷台部分の台車を切り離すことで、 主に海上コンテナを運ぶドライバーの間でよく使われる言葉です。

荷台の脚を伸ばして地面に付け、電源コードとエアホースを抜き取り、カプラーと呼ばれる連結部分のレバーを引くことで切り離せます。

台切りされた状態でも走行ができるので、荷台がないトレーラーヘッド部分だけで走行しているものを見たことがある人もいるでしょう。

■「フロチル」は“フローズンチルド商品”の略語

「フロチル」は、冷凍(フローズン)状態で保管された食品を流通の段階で自然解凍し、冷蔵(チルド)の温度帯で提供される商品を指します(流通時も冷凍状態の場合もある)。商品の保存の状態が「冷凍」(フローズン)→「冷蔵」(チルド)に変更される商品で、和洋菓子や魚、ピザなど多くの商品で用いられています。

「フロチル食品」は、冷凍商品と同じようにマイナス18℃以下の環境で製造をおこない、急速冷凍されます。冷凍状態を保つことで、酸化や有害な微生物の発生を防ぎ、長期にわたって品質を保つことができるため、輸入食品で多く見られます。

解凍後は、チルド食品と同じ10℃以下で保管するため、細菌の増殖や酸化が進み品質が落ちるため、温度管理や速やかな消費が必要となります。

また、消費期限または賞味期限の表示は、冷凍とチルドで別々に設定されます。特にチルドでの期限は、解凍方法や環境で変わるため、科学的・合理的根拠のもと、賞味期限の再設定が必要です。

文/編集・dメニューマネー編集部

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