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「あなた大丈夫?」その言葉にこらえていたものがあふれた

  • 2023.12.17

子育てをしていると孤独を感じたり、周囲からの視線を感じて申し訳ない気持ちになったりすることがありますよね。このお話は転園初日の保育園の帰り道でかんしゃくを起こしてしまったわさび(@wasabi_2910)さんの娘と息子が周囲の人に助けてもらい、応援してもらいながら帰宅をするまでが描かれています。知らない女性に「大丈夫?」と声をかけてもらったわさびさん。思わず「大丈夫です」と応えるのですが…。『最悪な日』どうぞご覧ください。

娘の言葉が胸に突き刺さる。「誰か助けて…」思わず涙があふれそうに

保育園の帰り道、どうにか姉弟を自転車に乗せ、自転車を押して帰っていたわさびさん。周囲の人の温かいまなざしに背中を押されて歩いていましたが、娘のいとちゃんが再びかんしゃくを起こしてしまいます。「ママきらい!」と何度もくり返され、本心ではないとわかっていても傷付いたわさびさん。思わず心の中で「疲れた。誰か助けて」とつぶやきます。子どもの言葉はとても直球ですよね。機嫌が悪くて言ってるだけだと普段なら流すことができても、心が疲れている時には大きなダメージになりますよね。

そんなわさびさんに「あなた大丈夫?」と声をかけてくれた女性。わさびさんと子どもたちの様子が気になって声をかけてくれたようですね。

大丈夫がクセになっていたことに気付いた

一度は「大丈夫です」と言ったものの、再び「本当に大丈夫?」と言われ、こらえていた涙があふれてしまったわさびさん。ママになったことで大丈夫じゃなくても大丈夫だと言わないとと思うようになっていたわさびさんでしたが、もっと周りの人に頼っていいと感じたのでした。助けてほしいと声をあげることも、実際に助けてもらうことも勇気がいることですよね。時には周囲の人の優しさに甘えることも大事なのではないでしょうか。

「がんばって。大丈夫よ、お母さん」と言い、わさびさんの自転車をマンションまで届けてくれた女性。声をかけてくれるだけでも十分にうれしいことなのに、さらにわさびさんを気遣って行動してくれたことはすごいことですよね。「大丈夫」という言葉に背中を押してもらったわさびさん。まだまだ家までの道のりはありますが、少しだけ前向きな気持ちになれたのではないでしょうか。

世界は思ってたよりずっと優しいことに気付けた

最悪な日に思えた帰り道でしたが、わさびさんは「思ってたより世界はずっと優しい」と感じていました。周囲の人の温かな視線、言葉、行動…どれもこの短時間でたくさん感じたことでした。子連れゆえの生きづらさや肩身の狭い思いをすることはもちろんあります。しかし、子どもに優しく、子育てを頑張るママを応援してくれる人は想像以上にたくさんいることに気付いたのでした。

困っている人がいた時、声をかけるべきなのか悩みますよね。助けがほしい場合もあれば不要だと思う人もいますし、もし嫌な顔をされたら…?そんな風に考えるとなかなか一歩踏み出せないのではないでしょうか。しかし、何かしてあげたいという気持ちはきっと相手にも伝わっているはず。自分にもし少しだけ余裕があるのならば、ぜひ声をかけてあげたいですよね。

著者:こびと

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