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<奇妙な放置子>フードコートで客に【何か食べるものない?】と声を掛ける兄弟 → "母親の正体"にあ然!

  • 2023.12.17
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親に放っておかれる放置子。彼らにつきまとわれるとモヤっとしてしまうものの、まだ子供ゆえに放っておけない自分がいます。今回は、筆者の実体験をご紹介します。

画像: <奇妙な放置子>フードコートで客に【何か食べるものない?】と声を掛ける兄弟 →

突然、兄弟に話しかけられる

フードコートに子供とランチをしに行った日のことです。私は当時3才だった息子と、フードコートの席に座り、どのお店でご飯を食べようかなと考えていました。

すると突然、知らない2人の男の子からこう声を掛けられたのです。

「お腹減った~。何か食べるものない?」

見た目的には低学年と中学年くらいでしょうか。さらに「俺たちは兄弟だ」と言います。最初は冬休み期間ということもあり、子供2人でいることをあまり不思議に思わなかったのですが……。

奇妙な2人

もう冬だというのに、2人ともダボダボの薄着。それに彼らが座っていたというフードコートの席には、毛布が置かれていました。

驚いた私は「僕たち、ママはどこにいるの?」と声を掛けました。するとお兄ちゃんがこう言ったのです。

「ママは仕事だよ。今日も1日ここにいるんだ」

話を聞けば、ショッピングセンター開店と同時にここにいるというではありませんか。それに「今日も」ってどういうこと?

「夜になれば、ママは迎えに来てくれるから……」

2人は私から目をそらし、こう呟きました。

これは普通じゃないと思った私は、「ついてきて」とサービスカウンターに2人を連れて行きました。

2人を見た店員さんは「はぁ……またこの子たちね」とため息。疑問に思った私でしたが、とりあえず2人を保護してもらえたので少し安心しました。

母親の正体

その翌日、このショッピングセンターで働くママ友に、昨日出会った兄弟のことを話しました。

私「なぜか店員さんにため息をつかれちゃって」

友人「あの子たちは放置子で有名人。しかも、母親は全身ブランド固めですごく派手。何回も注意してるんだけど、同じこと繰り返すのよね」

友人の話によると、母親は「冬は暖房代がもったいないから、ショッピングセンターで遊ばせている」と言い訳までしているらしい。近くに児童館もあるし、もっと他に手段はあるでしょうに……。

他人事ながら母親には自分の身なりよりも、子供たちのためにお金をかけてほしいと思わざるをえませんでした。今日もあの兄弟がどこかで母親を待ち続けているかもしれないと思うと、胸が苦しくなります。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:花澤ひかる

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