我が家のクリスマスディナーを【勝手に食べにきたご近所さん】→ 数日後、真っ青な顔でやってきて！？

聖なるクリスマス、愛する人と素敵な時間を過ごしたいですよね。しかし、なかには相手の都合を考えずに、自分勝手な行動をする人もいるようで……。今回は、筆者の知人A子から聞いたご近所さんとのトラブル話をどうぞ。

転勤を機に引っ越した夫婦

私は、30代の主婦。
夫の転勤をきっかけに、とあるアパートに引っ越しました。

初めてきた土地で戸惑うことも多かったのですが、ご近所さんは皆優しそうで一安心。

友達もできて、＜より妻として夫を支えよう＞と主婦業に力を入れていたのですが……。

しかし、何やら厄介そうな人も……。

ご近所さんの1人、K林さんという50代女性は、何かにつけてはモノを欲しがってくる＜クレクレご近所さん＞。

急に家に来ては、
「シチュー美味しそうねえ」
「食べたいわあ」
と言ってきてご飯を出すよう急かされるのです。

出さずに帰そうとすると、後々グチグチ文句を言われる始末。

「ケチなのねえ」
「ちょっと味見してあげるだけなのに」
「冷たい人だわ」

ほかのご近所さんに、あることないこと吹聴されても怖いので、強く言い返すこともできませんでした。

その年のクリスマス、夫の仕事も休みだったので2人でクリスマスディナーを手作りすることに。

腕によりをかけて、ローストチキンやブッシュドノエルを作りました。
すべての料理がそろい食べようとすると、急にチャイムが。

ドアを開けると、そこにいたのはK林さん。

「おいしそうな匂いがしたのよ」
「お邪魔するわね」
と勝手に家に入ってきたではありませんか！

2人きりでクリスマスパーティーをしたいからと話すも、
「汝、隣人を愛せよっていうでしょ♡」
と聞く耳持たず。

結局、作ったご飯の大半を食べられてしまったのです。

それからなるべくK林さんとは会わないようにしていた私。
すると後日、K林さんが旦那さんとともに家に尋ねてきたのです。

クリスマスの日を思い出して、嫌な気持ちからあまり会いたくありませんでした。

しかし夫が優しい笑顔で
「大丈夫だよ」
「安心して」
というので家に招くことに。

すると、入って早々真っ青な顔で
「ごめんなさい！」
とK林さんから謝罪されるではありませんか！

「女房がご迷惑をおかけしました」
「本当に申し訳ない」
とほぼ初対面の旦那さんからも謝られたのです。

どうやら話を聞くと、夫と旦那さんは同じ会社。

クリスマスの酷い行為に腹を立てた夫が旦那さんに訴えると、まったく知らなかった旦那さん。
K林さんにものすごい勢いで怒ってくれたといいます。

これまでの行為を詫びて帰っていったK林さん夫婦。
その後は二度と、勝手に家に来ることもなくなりました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：一瀬あい