久しぶりにタルト・タタンを焼いてみました。甘いものはあまりつくらず、買う専門なのですが(昔はお菓子の仕事をしていたのですが......)、紅玉やグラニースミスを見かけると、つくりたい気持が疼きます。
タルト・タタンはりんごをたくさん使って、マンケ型という型で焼きますが、今日は直径10㎝のココットでつくることに。りんご1個で小さなタルト・タタンが1個できるという寸法。
小さいというだけで、つくるのも結構簡単。日本のりんごは水分が多いので、フランスの家庭料理レシピそのままでつくると、なかなかうまくいきません。煮詰めたり、水分を飛ばすために焼いたりと、それなりに工程があるのですが、お菓子屋さんで売られているような美しいタルト・タタンは目指さずに、失敗しない程度の工程でシンプルにつくりました。
ぺろっと食べてしまったので、今度は大きいタルト・タタンを焼くことにしようかな。
タルト・タタン
<材料直径10㎝のココット2個分>りんご(紅玉、グラニースミスなど)2個バター30gグラニュー糖60gパイシート適量
1. りんごは12等分のくし形切りにする。型の底にクッキングシートを敷いておく。2. フライパンにバターを入れて熱し、溶けてきたらグラニュー糖を入れて濃いめのキャラメル色になるまで焦がす。時々かき混ぜる。3. りんごを加えて10〜15分、ふたをしないで煮る。濃いめのべっこう色になるまで煮たら、バットに空けて冷ます。4. 型にりんごを隙間なく並べ入れ、煮汁も加える。5. 予熱した180℃のオーブンで20分焼く。一度取り出して、スプーンで上から押し付ける。6. 3㎜の厚さ、型に合わせて切ったパイシートをのせて、フォークで空気穴を空ける。さらにオーブンで12〜15分焼く。7. ひと晩おき、翌日はココットをお湯につけて少し温めて、ひっくり返す。
型はどんなココットでもOK。
フルーティな風味の農口尚彦研究所の酒粕焼酎を合わせて。アルコール度数高めの香りのよいお酒はスイーツによく合う。