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【マンションリノベ】 暮らしの変化に対応できる自由度の高い間取りや収納 (髙橋さん宅後編)

  • 2023.12.17
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賃貸での暮らしの経験や気づきを活かして進められた、髙橋さんご夫妻のマンションリノベーション。今回はライフスタイルの変化にも順応していけるよう考えられた収納や部屋づくりについて伺っていきます。

おうちDATA

もともとは2LDKだったところを、2つの個室の間の壁を取り壊して1つの広い洋室にし、1LDKに変更。洋室は将来的に分割して使用することも可能。大きな間取りの変更はせずに、廊下を特徴づけることで住戸全体の印象を更新。

・間取り:1LDK
・世帯人数:2人暮らし
・延床面積:79.51㎡
・設計業者:SNARK Inc.

PROFILE
髙橋真さん(映像・展示プロデューサー(HOEDOWN))、髙橋華子さん(会社員)の2人暮らし。

ライフスタイルの変化を受け入れられる住まい

窓際にある明るいダイニングスペース。日中はワークスペースとしても使用。

「長く住み続けられる住まいをつくるには?」

家族の成長に伴って、住み始めには予期しなかった変化が訪れるなんてことはよくあること。そんなときに、もう一部屋あったらと足りないものを嘆いたり、逆にこんな設備は必要なかったと不要なものが気になったりという話はよく聞きます。

満足のいく住まいであり続けるためのポイントを、髙橋さん夫妻の住まいから探っていきましょう。

[住まいづくりのアイデア 01] 自由に使えるスペースをつくる

廊下からも、キッチンからもアクセスできるサブクローゼット

家族の日々の生活はもちろん、イレギュラーな出来事にも対応できる余白があると楽になるという髙橋さん。

「収納を考える際に、広いパントリーやサブクローゼットはつくっておいてよかったなと思います。忙しいときや急な来客時に一時的にものを避難できる空間があると、便利ですね」

常にスペースを取ってしまうたくさんの書籍は、廊下の上に収納スペースを用意してもらったそう。住空間は圧迫せず、使いやすさにも配慮された自由度の高い空間になっています。

「前の住まいはものの数に対して収納できる場所が少なく、見せる収納しか考えることができなかったのですが、今回の住まいは隠す収納を使いながら、見せるものをコントロールできるようになりました」

[住まいづくりのアイデア 02] ものは少しずつ、暮らしと 住まいに合うものを足していく

広くなった住まいに合わせて一気にものを増やさずに、暮らしに合わせて吟味しながらもの選びをしているお二人。

「住まいが広くなったのに合わせて、二人一緒に横になっても十分な広さのあるIKEAのソファは新しく購入しましたが、それ以外はまだまだこれからです。無理に増やさず、暮らしに合わせて足していけたらと思います」

もうすぐ家族が増えるということもあり、今後は子ども関連のものも増えていきそうですが、部屋に合う雰囲気のものを選ぶのも楽しみのひとつ。

「SNSで見つけたボルガクーファンのベビーバスケットは先に購入して、既に部屋に置いています。一つひとつ手編みで作られていて、温かみのある風合いがお部屋にもなじんでくれそうです」(華子さん)

[住まいづくりのアイデア 03] ライフスタイルに合わせて変えられる部屋

今の生活に限らず、今後起こりうる変化にも対応できるよう考えられているのも、長く暮らして行くうえでは大切なポイントのひとつ。

「家族が増えて、ライフスタイルが変わっても、後からお部屋をカスタマイズできるようにしました。寝室は空間を広めに取り、入り口も2か所用意することで、将来は壁や家具で仕切って子ども部屋としても使えるようになっています」

「アートや家族の思い出に残るものを少しずつ飾っていけたらと思っていて、今の段階ではものを置きすぎないようにしています。テレビボードのある壁面は設計をしてくださった山田さんの得意技で、レールの溝を使い、後からでも自由に棚がつけられるようしてもらいました」

「増やしていける収納では、キッチンカウンターも同様の工夫があり、ものの数に応じて棚板を追加できるようにしています。今は取り出しやすさを重視して必要最低限にしていますが、使い方の選択肢をつくっておけたのがよかったです」

作りつけの家具は増やさないようにしてもらう一方で、釘が打ち込めるような場所を用意してもらったそう。

「最初から決め込みすぎず、今後は家族が増え、暮らし方も変わると思うので、生活に合わせてDIYもしながら住まいをつくっていけたらと考えています」

日々の暮らしにも、これからの暮らしにも合わせられる余裕を持って住んでいけることを大切にされている髙橋さんご夫妻。家族の成長とともに住まいがどのように変わっていくのか、またその変化を楽しみに、伺ってみたいお部屋でした。

photograph & text:Tsubottle
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