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【麻布台ヒルズ】チョコレート専門店で“カカオ”のコース&ペアリング!感動体験を徹底レポ【Minimal】

  • 2023.12.17

こんにちは!MORE“TOP”インフルエンサーズ、東京⇄富山の2拠点生活を送る取材・インタビューライターの【岩井なな】です♡

森ビルが手がける「麻布台ヒルズ」が、2023年11月24日(金)に開業。国内外の個性的な店舗が数多く出店、奇抜な建築などが注目を集めています。
個人的には「まだ全容が見えてこない」と感じていますが、少しずつ麻布台ヒルズや出店ブランドのことを知って行きたいと思い、早速うかがいました!
今回は、麻布台ヒルズ ガーデンプラザA 2Fに位置し、独立した建物でこの地に出店したチョコレート専門店【minimal(ミニマル)】で完全予約制、一度に6人までというチョコレートコース&アルコールドリンクとのペアリングを体験。およそ1時間にわたって“カカオとチョコレート”の世界に浸った感動体験を徹底レポートしていきます。

【Minimal 麻布台ヒルズ店】アクセス方法 麻布台ヒルズの最寄駅は東京メトロ日比谷線【神谷町駅】

Minimalの新店舗である【Minimal The Specialty 麻布台ヒルズ】へは、東京メトロ日比谷線【神谷町(かみやちょう)駅】駅の⑤番出口から麻布台ヒルズの中を通ってアクセスすることができます。
うまくいけば、雨の日でもほとんど濡れずにたどり着くことができるでしょう。

洗練された雰囲気の建築と「Minimal」のロゴが目印。
チョコレートコースの予約者のみカフェスペースを利用できますが、併設されたショップカウンターではどなたでもMinimalのチョコレートや焼き菓子を購入可能です。

オープン時間は11:00-19:00。夜の雰囲気も素敵そう!
今回は11時からの回のチョコレートコースを予約。お店の方がとてもフレンドリー&親切で、店舗に到着しコースを予約している旨をお伝えするとコートを預かってくださいました。

カカオ・チョコレートにまつわる食の感動体験!【チョコレートコース】の一部始終を徹底レポ!

【Minimalカカオ・チョコレートのコース】は、チョコレートブランド Minimalのこれまでの経験を存分に活かしたカカオ・チョコレートの世界を堪能するドリンクつきコース。
カウンター6席のみのほどよく緊張感のある空間で、Minimalのスタッフさんの自己紹介から体験がスタートしました。

初めに提供されたのは、南国のフルーツであるカカオの豆の周りの部分を使った「パルプジュース」。植物由来の奥深い甘みは、ライチの味に似て感じられました。果肉はトロッとしています。

続いて提供された「ビーントゥーバー」は、カカオ豆から板チョコができるまでのプロセスを表現した一皿。お寿司屋さんを連想させる、高さのある木箱にカカオや板チョコが並ぶ演出がステキ。

向かって左のカカオ豆は、自分で殻を剥きます。コツが必要でしたが、きれいに剥けるとちょっと嬉しい。
いただいてみると、一般的なチョコレートから「甘さ」と「滑らかなテクスチャー」を除いたような感じ。「これがカカオ!」ということを五感で体験できました。

「ガナッシュ食べ比べ」では、産地の異なる3種類のガナッシュを比較。
カカオは産地によって香りが異なるそう。ひとくちひとくち集中していただくと、口に入れる前の香りや、口に入れた後に追ってくる風味が全く異なることに気づけました。

「甘いものが続くので…」とえぞ鹿のサラミを配るお心遣いも嬉しかったです。

一見カカオにもチョコレートにも関係なさそうに見えるこちらは、最初に登場したパルプを「ソルベ」に仕上げ、いちごのソースとミルクジュレを合わせたスイーツ。ホワイト×レッドのカラーが華やかです。

合わせるのは、岩手県遠野(とおの)市の「オーベルジュとおの屋 要(よう)」のオーナーである佐々木さんが手かげたこだわりの「どぶろく」。どぶろくは、米と米麹と水を原料として発酵させただけで漉(こ)す工程を経ていない日本の伝統的なお酒のこと。
そのままいただいても美味しいですが、パルプソルベにかけていただくと、可憐に味変!まろやかな酸味を纏います。
カカオとお米、それぞれが遠い存在のように思っていましたが、意外にも相性がいいことに驚きました。

チョコレートコースも後半にさしかかり提供されたのは「ガトーショコラ」。手前から、生ガトーショコラプライム、シュトーレン、麻布台ヒルズ店限定の5種の甘納豆です。
縦長のお皿は、日本のお手紙を表現。Minimal麻布台ヒルズ店をオープンするにあたって、金沢の九谷焼工房「上出長右衛門窯(かみでちょうえもんがま)」に特注品をオーダーしたそう。伝統的な焼き物に現代のセンスを落とし込み表現された世界観は圧巻。コンテンポラリーに並んだガトーショコラにうっとりしてしまいました。

ガトーショコラとペアリングするのは、限定流通酒専門店「AMAGASA(あまがさ)」酒造の日本酒。限られた期間に頒布された貴重な酵母を使用したNo.6(ナンバーシックス)の中でも最上ランクのX(エックス)タイプのものをセレクトしたそう。
ガトーショコラと日本酒を一緒にいただくと、チョコレートの甘さやフルーツの酸味を底上げしてくれるように感じられました。

こちらは、飲む「抹茶チョコレート」。ほんの少しウォッカが入っています。
透明感のある液体に反して、口に含むともったりしたテクスチャー。そして、チョコレートシロップで表現された甘さと6種類のスパイスの香りが広がります。
どうしてこんなに透明感があるかというと、最後にヨーグルトウォッシュで濾すことで、複雑な味ながらこの美しい液体に仕上げることができているとのことでした。

最後のお皿は5種類の「クッキー」。一言にクッキーと言ってもこれほどまでにバリエーションがあるのかと思うほど、見た目も味も多種多様な焼き菓子たち。
今年9月にオープンしたMinimal祖師ヶ谷大蔵(そしがやおおくら)店は、チョコレートの焼き菓子と生菓子を取り扱う店舗です。祖師ヶ谷大蔵店と共に誕生した新しいお菓子として、Minimal麻布台ヒルズ店でも提供を行なっているのだとか。

オリジナルの、オレンジ色の「白ワイン」にはチョコレートが使われています。白ワインに花を近づけると、チョコレートの香りがフワっと漂ってきました。
香りはクセがありますがいただいてみると飲みやすく、クッキーをちびちび口に運びながらペアリングするには最適。

「最後に、お茶をご一服ご用意させていただきます」とスタッフさんが言い出し、何かが始まる予感を感じてソワソワ…。

5種類の国産の素材を用意し、ほうろで焙(ほう)じて仕上げる「野草茶」佐賀県産の和紅茶、奈良県産の薪火晩茶(まきびばんちゃ)、宮崎県産のカモミール、佐賀県産のレモングラス、徳島県産のびわの葉、それぞれの茶葉の香りを楽しみながら、組み合わせるとどんなフレーバーに仕上がるのか楽しみに待ちました。

チョコレートコースとアルコールドリンクとのペアリングという特別な体験がもうすぐ終わることをかんじながら、Minimalが見せてくれるカカオ・チョコレートの世界、日本に伝わる伝統技術の素晴らしさにしみじみと想いを馳せていました。

茶葉をよける前のこの眺めが可愛くて、ついパシャリ。チョコレートコースの最後に相応しく、気持ちを落ち着けつつ、最後まで美味しいものをいただいたという思い出を残すような締めくくりとなりました。

Minimal The Specialty 麻布台ヒルズでいただけるチョコレートコースは、ちょっと大人なスイーツコース。こだわりの食や空間に触れたい人、カカオ・チョコレートと日本の文化についてもっと知りたい人におすすめです。Minimalが提供するおもてなしの姿勢やサプライズの連続の感動体験は、外国人観光客にも人気が出そう。

ここもお見逃しなく!Minimal麻布台ヒルズ店付近から見える絶景

Minimal 麻布台ヒルズ店の建物周辺からは、麻布台ヒルズの特徴的な建築や東京タワーを望むことができます!こちらもぜひお見逃しなく。

Minimal The Specialty 麻布台ヒルズは、年末年始以外は定休日はなしということで、食通のパートナーとの記念日や友人のお祝いに訪れるても喜ばれるのではないでしょうか。今回のチョコレートコースにはシュトーレンが並んでいましたが、それが春になるとどんなメニューに変わるのか今から楽しみです。
その他の麻布台ヒルズの気になるショップも、また行くことがあればレポートしていきます。ご注目ください♡

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