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捨てられず【増えていくタンスの肥やし】「今年の大掃除こそ捨てるぞ!」→ 娘から"予想外の一言"が!?

  • 2023.12.16

数々の整理整頓の機会を逃れてきた古びたファッションには、再生という力があると知った出来事です。まるで骨董品のような捨てられないファッションアイテムの行き先は……? 整理整頓が苦手な私の体験談です。

画像: 捨てられず【増えていくタンスの肥やし】「今年の大掃除こそ捨てるぞ!」→ 娘から

整理整頓しても捨てきれず

若いころからファッションが大好きな私。たんすや押し入れには昔流行った洋服がたくさんしまってあります。もう着ることはないとわかっているのですが、当時の思い出がよみがえってきたり、高価だったよなと思ってみたりしてなかなか捨てられません。

何度整理整頓を繰り返しても、どうしても捨てられないのです。特に昔購入した丈の短いトップスや厚底ブーツなど、かなり古いものなのですが、当時バイトして無理して購入した思い出もあり、どうしても捨てる気になれませんでした。その結果、古い服たちはたんすの肥しとして、ずっと我が家の押し入れに眠ったままでした。

今年こそは捨てるぞ!

今年の大掃除はすっきりするぞ! と意気込んで挑むのですが、やはり毎年整理整頓できず、ストックの中に居座っています。ファッションは好きなので、その後もどんどんアイテムは増えてしまい、置く場所がなくなったため、とうとう処分することを決意したのです。

今年は捨てるぞー! と、押し入れの奥の骨董品のようなファッションアイテムを根こそぎ出しました。するとそこへ娘がやってきたのです。

Y2K?

「ママ、これ、めっちゃかわいいじゃん!」
「え! だってこれ、ママが若い時に着ていた服だよ。古いよ?!」
「これね、今すごい流行っているよ! 捨てるなら欲しいー!」

こんなに古いものがかわいいの!? まさかの展開に驚いてしまいました。私から見たら、若気の至りで恥ずかしい限りの超ミニスカートやニーハイブーツ、へそ出しトップスの数々。娘から見たら最先端ファッションになっていました。Y2Kって聞いたことがあったけど、これのことかと初めて知りました。

流行りは巡るといいますが、まさかこんな日が来るとは思ってもいませんでした。これまで数々のものを整理整頓してきましたが、生き残るだけの価値があるパワーがあったのだなと感じました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:鈴木まさ美

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