1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「恋を始める資格と三大義務」 東大卒の夜遊び職人・ジェラシーくるみさんが導いた結論

「恋を始める資格と三大義務」 東大卒の夜遊び職人・ジェラシーくるみさんが導いた結論

  • 2023.12.16
  • 224 views


絶対的な正解が存在しないゆえに、恋愛は迷い苦しむことばかり。東大卒・会社員兼恋愛ライターという経歴を持つジェラシーくるみさんが、自身の経験に基づいてお送りする書籍「恋愛の方程式って東大入試よりムズい」から、特別にエッセイを公開。第一回は、「そもそも、恋愛をする資格とは?」という問いに切り込みます。



【ジェラシーくるみ】
東大卒の夜遊び職人。昼はしがない会社員。恋愛や美容、女性の生き方についてWebメディアを中心に執筆。フォロワーから寄せられた悩みに答えるPodcast(ジェラシーくるみのぶったぎり!)を配信中。初書籍『恋愛の方程式って東大入試よりムズい』をはじめ、仕事・恋愛・結婚・将来にモヤモヤを抱える25歳以上の生き方本「そろそろいい歳というけれど」も好調発売中。恋愛や人間関係を分析するツイートが人気で、Twitterフォロワー数は約6.3万人。




恋を始める資格(恋愛免許)

「○年以上恋愛をしていないのですが、マズいですか?」という相談をもらうことがあります。


恋なんてものは、余裕のある貴族たちの娯楽です。時間も手間も感情もかけた割に報われることは少ないし、図々しく脳内に居座り続けて、ある日急に出ていってしまう気まぐれなやつです。お酒やタバコといっしょで、適度な距離を保ちつつ、こちらが「主」であちらが「従」だと示し続けないと、簡単に心身ともに飲まれてしまいます。


なかなか厄介な娯楽であるため、どんな人にも「恋愛しない自由」はあるし、そもそも性的欲求や恋愛感情を抱かない(抱くことが少ない)アセクシュアルの人々もいます。


もちろんガスが止められても気にせず、500円玉を握りしめてタバコを買いに行く大学生のように、嗜好品で身をむしばもうとする自由もありますが。
本当の恋って、前触れもなく発生するイベントみたいなもので、いいほうにも悪いほうにも転んでしまう。


たとえば、「どうせ私なんか」と思っているうちは他人の気は引けないし、恋なんてできません。「どうせ私なんか」期間に恋を始めたら、それは恋愛の形をした恋愛ふうの何かです。


娯楽なんてものは、元気なときに始めないと。




人付き合いにおける三大義務


相手に期待しない、相手を支配しない、相手を変えようとしない。「私が彼を変えてみせる」そう豪語して幸せな結末を迎えた子は、自分も含めてひとりも知らない。


いや~「人を変える」なんて口にしちゃいけないね。心中する覚悟、一生をドブに捨てる覚悟がないと到底無理。そして、だいたいはその覚悟をもってしても無理。


あのころの私は、彼の人生やふたりの未来を思うと、相手に口出しせずにいられなかったのです。自己陶酔もはなはだしい限りですが、彼の人生もいっしょに背負っている気になっていました。周りになんと言われようと、私だけは彼を信じるんだ!と謎のヒロイン精神が芽生えてきて。一方で、彼の言動ひとつひとつがどんどん気になってきて……。

1年苦しみ抜いて出した結論は、相手への不満や不安を引き受けられないならその人の隣にいる資格はないってこと。本当にその人を愛しているなら、変えようなんて思わないこと。そのままを愛せずに苦しんでいるなら、その恋をさっさとリリースすること。


「この人を変えてみせる」なんて愛情の面をかぶった、ただのエゴ。相手のことは変えられません。だから、自分が変わるか別れるかしか選択肢はないわけですが、なかなかその一歩が踏み出せないし、彼のダメさになかなか気づけないこともあります。私だって、1年かかってやっとわかったから。


相手に期待しない・相手を支配しない・相手を変えようとしない。


この三大義務を頭に入れておくだけで、腐敗した恋や人間関係に対して正常に鼻が利くようになります。あー、発酵でも熟成でもなくて、これ腐ってるだけだわって。



(ゲッターズ飯田さんの教え)
≫【不運がはじまる4つの言葉とは?】 知らずに運が逃げている人の口グセ

元記事で読む
の記事をもっとみる