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ドイツのクリスマスで子どもたちに人気の「お菓子の家」づくり。この時ばかりは、シュタイナー学校も無礼講(笑)【日登美のタベコト in Berlin・62】

  • 2023.12.17

ベルリン在住で6人の子どものお母さん。モデルとして活躍する傍ら「台所から子育て、暮らしを豊かに」をコンセプトに、オンライン講座とウェブサイトを主宰している日登美さんによる、「食」からはじまるエッセイです。

クリスマスの日々

クリスマスマーケット今年も賑わってます!

いよいよ年末が差し迫ってきました。こちらドイツではいよいよクリスマスマーケットがはじまり、楽しいアドベントの時季を迎えています。
この時季ドイツではクリスマス独特のスパイスを使ったクリスマスクッキーが何種類も登場するのですが、中でも子どもたちが喜ぶアクティビティが「お菓子の家」づくり。皆さんご存じの、「ヘンゼルとグレーテル」のお話で出てくるあのお菓子の家を本当に作ります。

お菓子の家を友達の誕生日会で作ってきました。お菓子の家作りは寒い季節に人気の室内イベントでもあります。

というのも、このお菓子の家は「レープクーヘン」と呼ばれるクリスマス特別のクッキーが土台で使われているからなんです。それをアイシングでくっつけて、たくさんのトッピングを用意してそれぞれ好みの家にデコレーションします。これは冬の室内遊びや、クリスマスの日のパーティーにもおすすめです。

この時ばかりは、日頃添加物や白砂糖を使ったお菓子には厳しめの我が家も無礼講(笑)。カラフルなグミやチョコレート、クッキーを思う存分使って、食べて! やっぱりお菓子の家は子どもたちみんなの夢ですよね。これを作るとクリスマスだなぁという気持ちになります。

我が子の通うシュタイナー学校でも、冬のクリスマス祭りで2年生の親はレープクーヘンハウスを担当するのです。

シュタイナー学校、冬のクリスマス祭りのレープクーヘンハウス。子ども達がクッキーにアイシングでお菓子をトッピング中。真剣です!

しかも本当に子どもが入れるサイズの家を組み立てる気合いの入れよう。そこの屋根は親たち手作りのレープクーヘンが鈴なりにぶら下がっています。

これが夢のお菓子の家。屋根は食べられるレープクーヘンでできています。

それにたっぷりのアイシングで好きなトッピングをして持ち帰ることができます。毎年小さな子どもだけでなく、中学生、高校生の子どもたちも大喜びで列に並んでしまうほど人気のアクティビティ。この時ばかりはやはり、シュタイナー学校も無礼講(笑)。あまーいクリスマスのお菓子は、暗くて寒いクリスマスの時期の心をぽっと暖かくしてくれますね。そんな特別感があるのが、ドイツのクリスマスの日々です。

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