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ママ友とランチに行ったら私の席だけない!「誘ったのは友達だけ」→性悪なママグループの陰謀に反撃!

  • 2023.12.16

同い年で料理人として働く夫と、小学3年生の娘の3人で暮らしている私。夫は子煩悩で働き者、娘はやさしくて賢く、家庭は円満。順調そのものの人生かと思いきや、娘の小学校の保護者に私を悩ませる存在がいて……。

今日は娘・リナの授業参観。参観が終わって学校を出ると、1人のママに声をかけられました。彼女はお金持ちで、他のママよりも年上だということもあって、いわゆるボスママ的な存在です。

今日も数名のママたちを引き連れてランチ会をするようですが、正直このボスママ軍団が苦手な私は、見つからないようにそっと帰るつもりでした。

苦手なママ友

ボスママはそっと帰ろうとする私をすかさずキャッチ! 「ランチ会に来ないのか?」と声をかけてきます。

用事があると断ると、取り巻きの1人が「もしかして、お金持ってらっしゃらないんじゃない?」と見下すようなことを言うのです。

しかしここでモメると面倒なことしかありません。私は精一杯の愛想笑いをして、その場を後にしました。

リナのクラスの保護者が参加するメッセージグループは、常に稼働状態です。ボスママをおだてるトークで盛り上がっているのを見るとうんざり……。ランチ会もそんなノリだと思うと、絶対に参加したくありません。

ランチ会に参加しようと思ったワケ

なるべく関わりを持たないように過ごしていたものの、リナからボスママの娘・ナナちゃんを家に呼びたいと相談されました。気が進みませんが、子どもには関係のない話。恐る恐るではありましたが、私はナナちゃんを家に招待することにしました。

そんな心配をよそに、ナナちゃんはとてもお行儀の良い無邪気ないい子でした。仲良く遊ぶ子どもたちを見ていると、親同士がピリついているのが恥ずかしくなってしまいます。

そんな中、再び私はボスママ主催のランチ会のお誘いを受けました。いつもなら断るところですが、少しだけ考えを改めた私……。ランチ会への参加を伝えました。すると、なぜか幹事を任され、人気のレストランの予約を任されたのでした。

幸いランチを予定していたのは平日だったこともあり、スムーズに参加者7人の予約が取れてひと安心です。

私は帰ります!

ランチ会当日。予約時間の少し前にレストランを訪れると、みんな集合していました。早速スタッフに声をかけて席に案内されたのですが、なんだかみんなクスクスと笑っていて嫌な感じです。

その理由は案内されてすぐにわかりました。7人で予約をしたはずだったのに、用意されていたのは6人分の椅子。予約を間違えたのかと焦っていると、ボスママが信じられないことを口にしました。

「あなたが7人で予約をしたって言うから、私が6人の間違いだって訂正の電話をしてあげたの」

このランチ会は「ママ友」のお食事会だったようで、ボスママたちから見て「ママ友」ではない私はお呼びではなかったようです。

「予約を頼まれただけなのに、参加するつもりだったなんて図々しい〜」

「のこのこ来ちゃって恥ずかしすぎ!」と、取り巻きも私を笑っています。

ボスママ軍団は、私に恥をかかせるためにランチ会に誘ったのだとやっとわかりました。スタッフが気を遣って席を増やすこともできると声をかけてくれたのですが、私だってこんな人たちと食事をしたくありません。

「わかりました。私、友だちじゃないようなので帰ります」

私はそう言って、レストランを後にしました。

ボスママを黙らせたのは…

子ども同士が仲良くしているのに、親がいがみ合うのはよくないと思って、今日は私が縁を深める意味もこめてみんなにご馳走しようと思っていたのに……。残念です。

実は今日予約したレストランは夫が経営するレストラン。今日はお世話になっているお礼を兼ねて、とっておきのコースを予約していたのです。コースのお値段は1人5万円。支払いが心配ですが、予約を私に任せたのは彼女たちなので、これでよかったと思うことにします。

家に帰ると、わが家にはボスママの娘・ナナちゃんが遊びにきていました。ナナちゃんは本当にいい子なのに……と思わずにいられません。しばらくすると、ボスママが真っ赤な顔をして乗り込んできました。なんとかお店の支払いはできたようですが、ひどく怒っています。

玄関先で私に吠え続けるボスママを見ていたのはナナちゃんと娘。ナナちゃんはぽそっと「ママ、リナちゃんのママのこと仲間外れにしてるの?」と言いました。そのひと言を聞いて口を閉じたボスママは、文句を言うのをやめて帰っていきました。こんな自分の姿を子どもに見られるのは、さすがに嫌だったようです。

子どもに「やってはいけない」と伝えていることを、大人がするわけにはいきませんよね! これに懲りて、ママ友をいじめの対象にするのをやめてほしいと思います。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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