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七輪で香ばしく焼かれるビジュアルに食欲がそそられる!絵本『モチモチの木』でも有名な「とち餅」とは?

  • 2023.12.15

絵本『モチモチの木(岩崎書店)』に登場する食べ物として知られる「とち餅」を七輪で焼く画像がX(Twitter)に投稿され、話題を呼んでいる。

こんがりと焼かれたとち餅 出典:Togetterオリジナル

画像を投稿したのはさうす(@sagittaria251pg)さん。「七輪で焼くとさらに香ばしくなるぞ」というコメントと共に紹介した画像には、茶色い丸型のお餅が七輪の上にたくさん置かれ、箸で裏返しながら焼いている様子が写っている。

このお餅は「とち餅」という、日本で古くから親しまれている食べ物。トチノキという木の実を利用して作られるお餅だが、実を長時間にわたって水に浸してから丹念にアク抜きをするなど非常に手間がかかるとか。独特の風味があっておいしく、絵本『もちもちの木』の中でも「ホッペタがおっこちるほどうまいんだ」と描かれている。

Xユーザーからも「そう、とち餅は美味しいぞー」「餅の中で一番好き」とそのおいしさに共感する声が続出。また「栃の実のアク抜き考えた昔の人凄いってなります」などと、作る手間暇に言及するコメントが相次いだ。

とち餅を食べることになった経緯などについて、さうすさんに詳しく話を伺った。

普通のお餅より粘りが少なくほのかな苦みがある

とち餅を七輪で焼いて食べることになった経緯は?

屋外でとち餅の餅つきイベントがありましたが、この日はとても寒く、とち餅は冷えると硬くなってしまうため、七輪で焼いて食べることになりました。
出典:Togetterオリジナル


このとち餅はみなさんで作ったものになりますか?

とち餅は、広島県安芸太田町にある三段峡ホテルさんに提供していただきました。ちなみに同旅館に食事付きで宿泊すると誰でもとち餅を食べることができますし、また(オンラインストアなどで)取り寄せることも可能です。
出典:Togetterオリジナル

普通のお餅ととち餅では、味や食感に違いはありますか?

栃の実には独特の苦味・渋みがあり、そのままではとても食べられたものではないのですが、砕いた実を木灰液と混ぜ、清涼な水で洗う作業を何度も繰り返すことでアクが抜け、素朴ながら香ばしい風味が残ります。
これをもち米と混ぜてからこねることで、とち餅ができます。したがって普通の餅より粘り気が少なく、どこか懐かしさを感じるほのかな苦みが感じられます。
地域によってアク抜きの方法や栃の実を入れる割合などが異なるため、同じとち餅でも味に多様性があります。
出典:Togetterオリジナル

滋味深く、日本で古くから親しまれているとち餅。作ってみたいと思っても手間暇がとてもかかるようで躊躇してしまうが、機会があれば一度食べてみたいものだ。

記事中の画像付きツイートは許諾を得て使用しています。

文:hiro 編集:Togetterオリジナル編集部

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