「え、今？」まさか…。夫婦旅行の直前、下半身に抱いた違和感の正体は

コロナ禍ということもありなかなか行くことができなかった旅行。緊急事態宣言が解除され、感染者が落ち着いたタイミングで、感染対策には十分気を付けながら久しぶりに夫婦で旅行へ行くことにしました。私は「生理とかぶりたくない！」と思い、旅行の計画を立てていたのですが……。

私はアプリを用いて自分の生理周期を管理しています。旅行の日程を決めるとき、まず生理とかぶらないかどうかを調べました。毎月ほぼアプリが示す予定通りに生理がきていたので、それを見ながら大丈夫そうな日を選び、夫が予定を合わせてくれました。

旅行に行く日は生理が終わったあとに設定。そうすれば、「もしかしたらくるかも？」という心配をせずに楽しめると思ったからです。宿も予約し、あとは当日を待つのみ。久しぶりの旅行をとても楽しみにしていました。

そして、生理予定日になりました。しかし、生理は始まりません。「まぁ1日、2日ぐらいは遅れることもあるし、まだ大丈夫だろうな」。そう思っていたのですが、予定日を2日過ぎてもこず、そのまま3日、4日と過ぎていき……。

さすがに「やばい！かぶってしまう、早くきてくれ！」と焦っていましたが、その願いも虚しく生理がくることはありませんでした。

「こうなったら、もう旅行が終わってからきて！」と思うようになり、今度は「まだくるなまだくるな」と願っていたのです。

結局、旅行前日になっても生理はこず、私は明日から旅行だ！とテンションが上がり上機嫌になっていました。生理前のイライラや体の不調もなかったので、生理はまだこないなと思い安心していたのです。しかし、旅行の準備をしていたときです。ん？と違和感がありました。

「え！？まさか……」と思いトイレに駆け込みました。すると生理が。あのときのショックと、「なんで今？」という気持ちは今でもはっきり覚えています。

なんだか嫌がらせのようだと私はモヤモヤ。持って行く物も増えて一気にテンションが下がってしまいました。それでも久しぶりに行く旅行です。生理で楽しめなくなるのは嫌だと思い、気持ちを切り替えて楽しもうと決めました。

旅行先では、時折、夫が「おなかは痛くない？大丈夫？」と気にかけてくれました。そんな夫のやさしさやサポートのおかげで、久しぶりの旅行を生理中でも楽しむことができました。

アプリで管理しているからといって必ずしもその日に、またその近い日に生理がくるとは限らないなと改めて思った私。月によって体調やストレスも違うので、旅行などの日程を決める場合は、慎重に見極める必要があるなと強く思った出来事でした。

著者／澤井しのぶ
イラスト／マメ美
監修／助産師松田玲子

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ベビーカレンダー編集部／ムーンカレンダー編集室