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「アンチエイジングは、アンチライフだ」サラ・ジェシカ・パーカー、アンチエイジングについての持論を語る

  • 2023.12.14

スキンケアブランド「ロック(RoC)」のアンバサダーでもある女優が、アンチエイジングへの執着の正体について語った。

ニューヨーク・シティ・バレエ団秋のガラ公演会場でのサラ・ジェシカ・パーカー。(2023年10月5日)photography: Behar Anthony/Behar Anthony/SPUS/ABACA

サラ・ジェシカ・パーカーは、『セックス・アンド・ザ・シティ』のキャリー・ブラッドショー役を通じ、ファッションリーダーやトレンドセッターとしての地位を確立した。同シリーズの続編『And Just Like That.../セックス・アンド・ザ・シティ新章』では、ある重要なテーマが取りあげられている。それは女性の加齢問題だ。ハリウッドではずっとタブー視されていた白髪、更年期......サラ・ジェシカ・パーカーが人生で直面しているのとまさに同じような問題がこのドラマに登場する。堂々と根元白髪を見せる彼女の姿を私たちは何度目にしたことだろう。スキンケアブランドの顔になったからといって、サラ・ジェシカ・パーカーの考えは変わらない。

「アンチエイジング」という言葉に業界が執着することへの意見をオンラインファッションメディアの『WhoWhatWear』から求められ、アンチエイジングの言葉を人々が口にするのはそれが儲かるからだと断言した。さらに続けて「消費者が、私のようにそのことに嫌気がさすようになれば、"(アンチエイジングは)アンチライフだ"と人々が言いはじめることを確信しています。なぜなら、年とはすなわち、人生であり、生きている証だからです。人が存在し、教え学び、分かち合い、愛し、寛大な心で奉仕し、良き友、母、妻、ガールフレンド、パートナー等々になる機会を増やすことだからです」と自分の考えを説明した。

3児の母である女優は、こうした業界や言葉がターゲットとしているのがもっぱら女性であることも指摘する。一方、男性の場合は年齢を重ねることが罪悪視されない。「齢を重ねた男性はセクシーで価値があると思われ、ある種の男らしさのお手本として賞賛のまなざしを向けられます。少し的が外れていますね」

でも、58歳の女優は希望を捨てていない。「どこかで限度に達したら、私たちはもっと居心地良く生きるにはどうしたらいいか、考えはじめるのではないでしょうか。どう生きるか、どう歳をとるかをね」

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