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弟だけ可愛がる両親と決別⇒10年後再会した私を罵った弟と両親、顔面蒼白になったワケは?

  • 2023.12.13

私は25歳、旅館の支配人をしています。今はとても幸せな日々を過ごしているのですが、10年前に実家を出るまでは本当につらい日々を送っていました。

幼少期、つらかった原因は家族。両親が優秀な双子の弟ばかりを可愛がり、私だけ家族に無視され育ちました。

優秀な弟ばかり気にかける両親

中学3年生の卒業間近。周囲は高校入試に向けて頑張っている中、私はひとり就職活動をしていました。なぜなら、両親は弟にだけ「将来は医者だな!」とべた褒めし溺愛しており、私には一切興味がありません。早く家を出たい一心で、住み込みで働ける仕事先を探していました。

そして面接をたくさん受けた結果、有名旅館の雑用係として住み込みで働かせてもらえることに。ただ、未成年だったため、両親の同意が必要でした。

住み込みの仕事に就くことに

反対されるのではないかとハラハラしながら、家族に伝えると、両親は「ナイスアイディアね」「いいに決まっているじゃないか」と私が出て行くことに大賛成しました。

弟も「有能な俺の兄がお前だなんて、恥ずかしかったんだよね。これからは一人っ子として生きていくわ!」と引き留めるどころか、喜びました。


その後、中学卒業と同時に家を出て、旅館に就職。支配人と女将さんは私を実の息子のように可愛がってくれ、食事や買い物に連れて行ってくれたり、相談に乗ってくれたりと、生まれて初めて家族ができたような心地よさを感じました。

思わぬ人たちと再会

それから10年。旅館は相変わらずの大盛況です。張り切って働いていると、ある女性に呼び止められました。するとそこへ弟と両親が現れたのです。その女性は弟の婚約者で、双子の私を弟と勘違いしたそう。

その女性が「兄弟はいないと言っていたの、嘘だったの?」と詰め寄ると、母が「その人は出来が違うから、縁を切ったのよ」と言い、弟も「こんなやつ、兄弟と思ってないから」と冷たい態度。

父親も「中学卒業して勝手に家を出て、それから音信不通だから事実上一人っ子だ。気にするな」と私の存在自体を否定してきたのです。

相変わらずのひどい扱い。さすがに頭に来ましたが、そのあと家族は痛い目を見ることになりました。

嘘を塗り重ねた結果……

弟と両親のひどい態度を見た婚約者は激怒。「兄弟がいたことを隠して、平気で嘘をついていたなんて……しかも、家族にそんな言い方するなんてあり得ない! やっぱりもう無理」とその場で婚約破棄を言い渡したのです。

どうやら、これまでも弟は医学部で留年しているのに医者だと嘘をついたり、父親が大企業の役員だと言っていたのに無職だったりと、嘘を重ねてきたよう。

財閥の娘である婚約者と結婚すれば、お金に困ることがないと思っていたのでしょう。婚約破棄を突き付けられ、3人とも大慌てしていますが後の祭りです。

家を出て10年。得たものとは

その後、弟は慌てて彼女に謝罪していましたが、そのまま婚約破棄となったようです。両親は弟の教育費を捻出するために借金していたそうですが、婚約者という大きな後ろ盾を失くしたことで借金が膨れ上がり、さらに苦しい生活を強いられているようです。

一方私はこれまでの働きぶりが認められ、旅館の支配人としてやりがいのある仕事を任されて、充実した毎日を過ごしています。幼少期は自分の存在を無視されてつらい日々を過ごしていましたが、今は自分を必要としてくれる人たちに出会え、とても幸せです。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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