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「女が役職に就くなんておかしいわ!」【部下の昇進に怒鳴るお局】→ まさかの"救世主"がスカッと成敗!

  • 2023.12.12

職場ではさまざまな年代の人が働いています。価値観が異なるのは当たり前のことですが、それを理解できない意固地な人に周りが振り回されるのはたまりませんよね。これは筆者が以前勤務していた職場で実際に起きたエピソードです。

画像: 「女が役職に就くなんておかしいわ!」【部下の昇進に怒鳴るお局】→ まさかの

意地悪なベテラン社員

私の職場では多くの女性が働いていましたが、年代はとても幅広く、もっともベテランの女性社員B子は50代の後半でした。この女性は、俗にいう『お局様』を絵に描いたような人。

B子は仕事のミスが多く、陰口が大好き。古い価値観を持っていて、上司だろうが新入社員だろうが誰彼構わず言いたいことを言うので、職場では疎まれた存在でした。

先輩社員の昇進

そんなある日、私がお世話になっていた先輩社員(30代後半の女性)が、実績を認められて昇進することになりました。先輩はとても仕事ができてリーダーシップもある人だったので、同じ部署の女性社員はみんなお祝いムードでした。

その雰囲気をぶち壊したのがB子です。

おそらくB子は、年功序列を常としている人だったので、自分を抜かして後輩が役職に就くことが面白くなかったに違いありません。

「男性を差し置いて役職に就くなんておかしい!」「女性は壁の花なんだから役職についても意味がない!」「どうせ腰かけのくせに!」などと大騒ぎしたのです。

すごい価値観

B子の言っていることは、一昔前の価値観だと皆が思っていました。たしかに以前は男性至上主義のような会社だったとは聞きましたが、今は違います。

実力のある社員は男性・女性にかかわらず評価され、男尊女卑や年功序列ではなくなっているのです。

それを理解できないB子は、急ぎの仕事もせずに大騒ぎを続けていました。

本部長の登場

あまりの騒ぎに、私たちの部署のトップである本部長がフロアにやって来ました。本部長はいつも別のフロアで仕事をしているので、よほどのことがない限り私たちのフロアへ来ることはありません。

B子の扱いに手を焼いた部課長の誰かが報告したのでしょう。本部長はかなりのお怒りモードで騒いでいるB子に近づいて、こう言いました。

「仕事ができる人が役職に就くのは当たり前だろ。あなたはいつの時代の人? 女性だって実力がある人は会社が評価するんだよ!」

お局先輩の末路

後で聞いた話ですが、本部長とB子は同期入社だったそうです。仕事のできる本部長と、未だ昇進できないB子……どちらの言うことが正しいのかは、一目瞭然でした。

本部長に怒鳴られた次の日からB子は休暇を取りました。きっと多くの社員の前で本部長に叱責されたことが堪えたのでしょう。

B子はそのまま退職。体調不良という理由だったそうですが、プライドや価値観を公衆の面前で否定されたことに深く傷ついたことは容易に想像ができます。

価値観を急に変えることは難しいかもしれませんが、自分の価値観を人に押し付けることはいけないことなんだと肝に銘じた出来事でした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K

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