白髪染めと普通のカラー、結局どっちがいいの？【40・50代向け】カラーを長持ちさせるコツ

2024.3.27

「この前染めたばかりなのに、もう色落ちしてる…」と、カラーの色持ちにがっかりしたことはありませんか？せっかくお金を払って染めたのに、きれいな状態で過ごせた期間が短いと、気分も落ち込んでしまうものです。また根本に白髪が見えてしまうと、お手入れをサボっているような、だらしない印象や老けた印象になってしまうのも悩みどころ。頻繁に通うのは難しいので、叶うならば色持ちをよくさせたいですよね。

そこで今回は「カラーを長持ちさせるコツ」をご紹介。なんと今回のコツは、インスタの大変身動画が累計1億再生を超える現役美容師・横井さん直伝です。凄腕美容師がお届けする“カラー持ちのコツ”を一緒にチェックしていきましょう！

白髪を染めるなら、どっちが正解？

素朴な疑問からぶつけてみました！どちらを選んだほうがいいのか、意外と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

横井さんがいうには、白髪染めをする場合は、基本的に白髪染めを選んだほうがいいのだそう。カラー剤にはそれぞれ特徴があり、白髪染めと普通のカラー剤それぞれにメリットとデメリットがあるので、用途にあったカラーを選ぶようにするのがおすすめです。

横井さん「基本的に白髪染めは通常のヘアカラーだと染まりません。カラー剤を選ぶ時には注意してくださいね」

メリットとデメリットは以下の通り。

● 白髪染め

【メリット】
染色力が強い。白髪でもしっかりと染まる。普通のカラー剤に比べ、色持ちが長い。

【デメリット】
一度でも白髪染めをすると、明るい髪色にすることが難しくなる。

● 普通のカラー剤

【メリット】
脱色力が強いため、明るい色や華やかなカラーを取り入れやすい。

【デメリット】
白髪染めに比べると色持ちが悪い。白髪はほぼ染まらない。

カラーを長持ちさせるコツは、全部で3つ！

きれいに白髪を染めることができたら、次はできるだけカラーを長持ちさせていきたいところ。カラーを長持ちさせるポイントは全部で3つあるそうです。

【コツ1】保湿に力を入れる

白髪染めでも普通のカラーでも、色もちをよくしたいのであれば、保湿は欠かせません。カラー後の髪は乾燥しやすく、ダメージを受けやすい状態。カラー後は普段よりも保湿を意識したケアをするようにしましょう。

とはいえ、色だけでなく髪の毛をきれいな状態を長くキープさせたいのであれば、カラー直後だけでなく日ごろからの保湿ケアも大切になってきます。ぜひ保湿ケアは念入りにしてみてくださいね！

横井さん「乾かす前にはヘアオイルを、3日に1回くらいでヘアマスクをするのがおすすめです。巻き髪にはヘアバームなどをつけるといいですよ！」

【コツ2】ダメージを減らす

ヘアカラーした髪は、思っているよりも繊細な状態になっているもの。染める際に、毛の一番外側にある組織とされる“キューティクル”を開いているため、熱や摩擦などの外部要因によるダメージを受けやすくなります。そのため、ヘアカラー後にさらに髪にダメージを与えてしまうと、髪の内部の染料が早く落ちてしまうんだとか。よって、カラー後は特にダメージを与えないよう心がけましょう。

横井さん「乾燥を防ぐために濡れたまま放置せず、すぐ乾かすようにしてください。乾かす前に、くしでしっかりととかすことも忘れずに。熱が均等に当たるので、早く乾かすことができます。ただし、乾かし過ぎにも注意しましょう。また、紫外線対策として帽子をかぶると、よりダメージを軽減できますよ！」

【コツ3】カラー後はなるべくそのままで

ヘアカラー当日は髪に染料が定着しきっていない状態＝シャンプーで色落ちしやすい状態です。これは美容室の帰り際に、美容師さんからも言われたことがある方も多いのではないでしょうか。カラー後のシャンプーは控え、1〜2日ほど時間を空けてからシャンプーするようにできるとベスト。

ヘアカラーに使われるカラー剤は、アルカリ性のものがほとんど。シャンプーやコンディショナーの多くは酸性のため、カラーした髪色が変色してしまう可能性もあります。外出した後にシャンプーをしたい気持ちは十分わかりますが、グッと堪えて、当日はそのままにするようにしてくださいね。

横井さん「カラー後は、24〜48時間が定着時間とされます。熱を加えたり、洗浄力の強いシャンプーで洗ったりしないように気をつけて！」

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出典・監修：横井拓徹（Instagram：yokkoi_beautician）
恵比寿/代官山の美容室アムティ（Amoute）の店長。「どんな人でも髪型で変わる」を掲げ、お任せオーダーやイメチェンを得意としている。これまでの担当実績3万人以上、インスタの大変身動画は累計1億再生超。