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講師「よもぎ餅食べたことある?」小学生70人の“まさかの反応”に衝撃が走る

  • 2024.2.9
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出典:PhotoAC ※画像はイメージです

よもぎ餅といえば、春のよもぎの若葉を混ぜ込んで作られた緑色のお餅。草餅も同様に、よもぎやゴギョウを混ぜ込んで作られ、3月3日のひな祭りに食べるなど、季節のお菓子としても親しまれています。

植生学などを研究している橋本佳延(@Hashimoto_Yoshi)さんが、小学生の環境学習講師として春の植物を探しに行った際のエピソードをX(旧Twitter)上に投稿すると、「驚愕の事実」「衝撃!」などのコメントが寄せられ話題になっています。

春の植物探しでいったいどんなことがあったのでしょうか。

衝撃のエピソードがこちらです。

なんと「よもぎ餅」も「草餅」も知らない小学生がほとんどだったというのです!

学校周辺には田畑がありますが、子どもたちの大半はニュータウンに住んでいるとのこと。日常的によもぎを見られる環境にないということは予想していたという橋本さん。

しかし、よもぎ餅も草餅も食べたことがないという事実には驚かされますね。よもぎといえば、身近にある食べられる野草として有名だと思っている人も多いでしょう。

とはいえ、子どもたちはよもぎに無関心というわけではなかったようです。よもぎの葉の匂いを嗅いだり、たくさん摘んで草餅を作ってみたいと言ったりなど、興味をもっていたそう。

日常での体験がいかに大切かがわかりますね。橋本さんは、この出来事をきっかけに自然体験の機会をあらゆる手段を用いて提供していかないといけないと考えたとのことです。

驚きと不安の声

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出典:PhotoAC ※画像はイメージです

こちらの投稿を見た人たちからは、さまざまなコメントが寄せられました。

野草を食べるっていうの、あんまりしないのかもですね…子供の頃に祖母からは食べれる野草を教えてもらいましたが母からは犬のおしっこがかかってるかもしれないから持ち帰らないで!と言われた思い出がありますw」
「驚愕の事実に愕然とします‥わたしは田舎育ちのため、よもぎはケガしたときの血止め草。そしてよもぎを摘んで草餅として食べることが大好きでした!茹でて刻んですり鉢ですりつぶす。お餅も手でこねて丸めて。香りや感触など五感をフル稼働させて味わう春のたのしみ知って欲しいです!
「草餅って、こどもの日で食べたりコンビニやスーパーでも売ってるイメージやったけど、いくら和菓子離れしてるとは言え『知らない』は衝撃的やね」
「自然物に限らず,大人が当たり前と思っている物事が全然当たり前じゃないってことは,小学校で絵本の読み聞かせをするときにもちょっと不安になる。
たとえば『まんが日本昔ばなし』見てない世代が果たして『やまんば』知ってるのかとか(聞いたら知ってた)。『頭巾』『キセル』『物干し竿』とか」

暮らしとともにさまざまなことが変わっていくということはありますが、残しておきたいものもたくさんありますよね。「伝えていく」というのは、今後ますます大事にしていかなくてはいけないのかもしれません。



取材協力:橋本佳延(@Hashimoto_Yoshi)さん