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「さすが、すばらしい」「カッコいい」『ブギウギ』鮫島(みのすけ)撃退のりつ子(菊地凛子)に絶賛の声!

  • 2024.2.22

あることもないことも、おもしろおかしく書き立てる記者・鮫島(みのすけ)の口八丁に乗せられ、対談することになったスズ子(趣里)とりつ子(菊地凛子)。しかし、2月22日放送の第21週「あなたが笑えば、私も笑う」 にて、お互いの勘違いが晴れて和解に至る。SNSでは「さすが、すばらしい」「カッコいい」など、りつ子の爽快な撃退っぷりに絶賛の声が集まっていた。

物語ではその後、謎の女性が登場し……。

鮫島とスズ子、対比される2種の“愚かさ”

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(C)NHK

人気商売であるスズ子、りつ子の話題をゴシップとして取り上げることで、鮫島のような記者たちは私腹を肥やす。彼のついた嘘に乗せられたスズ子とりつ子は、雑誌社側が設けた場で対談をすることに。

結果的に二人は和解し、事なきを得たものの、歌手や役者など表舞台に立つ側のプライベートが晒され、それによって経済が動く構造は現代にも通じている。

雑誌が売れるから、PV数がまわるから、バズるから。観客が求めている、皆がこれを見たがっている……そんな大義名分によって、目にしたことを後悔するようなニュースが溢れる。

「俺たちがいなけりゃ、人気商売であるあんたらも困るだろう」という鮫島の言い分が愚かなら、変に誤解を受けるようなゴシップのネタを提供してしまうスズ子も、愚かなのかもしれない。

一人娘・愛子の面倒はできる限り自分でみたい、人の手は借りない、と言いながら懸命に育児・家事・仕事に猛進するスズ子。

しかし、現場に子どもを連れてきては周囲の人間に面倒をみてもらい、挙げ句の果てに愛子に怪我をさせてしまっている

自分のことなんだから、人様に迷惑はかけず、自分の手だけで頑張りたい……。その気持ちは尊く立派なものだ。しかし、彼女ほどの人気歌手なら、仕事の間だけでもお手伝いさんを雇うなど、手の打ちどころはあるのでは? と疑問に思わざるを得ない。

謎の女性は、りつ子のおせっかい?

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(C)NHK

愛子を抱えながら、今後どうやって過不足なく仕事をしていくか。映画の仕事がひと段落し、りつ子とのわだかまりも解消したタイミングで、スズ子のもとに謎の女性があらわれた。りつ子の紹介でやってきた家政婦・大野晶子(木野花)だ

振り返ってみれば、スズ子には長らく、付き人の小夜(富田望生)がいた。スズ子が自ら新しい付き人や家政婦を雇わなかったのは、彼女の存在が大きかったからかもしれない。

ぐいぐいと押しの強い晶子は、スズ子の自宅に入るや否や、今日からでも働くと意気込み満点。明日23日放送回では、スズ子が初めて自宅に愛子を置き、仕事へ出かけることとなる

スズ子を悩ませていた問題は、これで解決するようにも思える。しかし、ここにきての新キャラクター・晶子が、またもや一波乱を引き起こすことになるかもしれない。



ライター:北村有(Kitamura Yuu)
主にドラマや映画のレビュー、役者や監督インタビュー、書評コラムなどを担当するライター。可処分時間はドラマや映画鑑賞、読書に割いている。Twitter:@yuu_uu_