日中は暖かくなる日も増えてきたものの、まだまだ朝晩の冷え込みは厳しいですよね。そのため、就寝時にエアコンの暖房を点けている方も多いと思います。
部屋の中を暖かくしてくれる一方で、どうしても気になってしまうのが“乾燥”。乾燥しすぎると、体調不良や風邪の原因になる可能性もあるため、できれば効果的な乾燥対策をしたいものですよね。
そこで今回はパナソニック・空質空調社の片岡ひかるさんに直撃取材!「加湿器」の効果的な使い方や、おすすめの乾燥対策などを詳しくうかがってきました!
加湿器は就寝中に使っても大丈夫?
--乾燥対策をする上で、おそらく多くの方が「加湿器」を頭に浮かべると思います。
あまり気にせず使っていたのですが、そもそも加湿器は就寝中につけっぱなしにしておいても問題ないのでしょうか?
パナソニック・空質空調社片岡ひかるさん:就寝中でもお使いいただいてOKです。ただし、過加湿にならないようご留意ください。
なお、当社製品の場合は、睡眠環境に適した運転「おやすみモード」のご利用をおすすめします。入眠時はごく静かに15dbで加湿、おやすみ中は加湿量をアップし、心地よい睡眠環境へ自動で切り替えてくれますよ。
--よかった!問題ないんですね。ちなみに、ほかに加湿器のおすすめの使い方(置き場など)や注意点などはありますか?
片岡さん:就寝中以外でも過加湿にならないよう、40〜60%の湿度を保つようお使いください。また窓際は外の冷気の影響を受けやすく、窓に結露ができやすくなるので、窓際から離して設置するようにしましょう。
--当たり前のことではあるもののやはり大切ですよね。そういえば、中に入れるのは浄水やお風呂の残り湯など、水道水以外でも問題ないのでしょうか?
片岡さん:いえ、絶対に水道水を入れてください。その上で、タンクの水は毎日入れかえてお手入れをしましょう。その他のお手入れについても取扱説明書をご確認ください。
就寝中におすすめの乾燥対策は?
--就寝中におすすめの乾燥対策があれば教えていただけますか?
片岡さん:もちろん加湿器を使うのがおすすめなのですが、ない場合は洗濯物を部屋干ししたり、おやすみ前にお水を飲んでいただくのが効果的ですよ。
冬季以外も乾燥対策はするべき?
--最後に…乾燥対策は、冬季だけでなくほかの時季にも実施した方がいいのでしょうか?
片岡さん:湿度は高くても低くてもリスクがあります。
湿度40%以下になると乾燥のしすぎで、ウイルスが活発になる危険ゾーンに。一方、湿度60%以上では湿度が上がるほど、カビやダニが発生しやすい危険ゾーンになるといわれていますので、目安にして快適な湿度40〜60%を保つようにしてください。
--貴重な情報をご教授いただきありがとうございました!
快適な湿度をキープしよう!
乾燥対策をする上では、やはり加湿器がとても有効的なようです。とはいえ、正しく利用しないと加湿不足だったり過加湿になってしまうなど、逆にリスクを生んでしまう可能性も…。今回のアドバイスを参考に、快適な湿度をキープできるよう心がけましょう!
今回取材したのは…
パナソニック株式会社
空質空調社 片岡ひかるさん
※記事内における情報は原稿執筆時のものです。