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冬の【車】は気をつけて!→注意すべき事と“3つの対策”をプロが解説!

  • 2024.2.23
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路面が凍結してしまった際に備えてスタッドレスタイヤを準備する、フロントガラスの凍結を予防する…など、マイカーを所有している方は、冬ならではの対策に取り組まれているかもしれません。一方で、「具体的に、なにをしたらよいのか分からなくて…」と悩んでいる方もいらっしゃると思います。

そこで今回は、JAF東京支部JAF認定セーフティアドバイザーの由水雅也さんにお話をうかがってきました。冬季に気をつけたい、車に関する事例とその対策法を3つご紹介します!

屋根に積もった雪は必ず除雪!

--まだまだ寒い日も続きそうですし、冬季ならではの車の悩みやトラブルに頭を抱えている方も多いと思います。冬に起こりやすいトラブルとしてはどのような事例がありますか?

由水雅也さん:う〜ん…そういえば、先日関東でも雪が降りましたよね。その際に、愛車の屋根の上に雪が積もってしまった方も多いと思います。

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写真:PIXTA

--たしかに!自宅の近くの駐車場を見たところ、雪が積もって真っ白になっている車をたくさん見かけました。

由水さん:実は、屋根に積もった雪はブレーキ時にフロントガラスへ雪崩を起こし視界不良となる危険性があります。そのため、乗車前にあらかじめ除雪してから運転しましょう。

--大事故につながる可能性がありますね…。家族や友人にも絶対に止めるように伝えます。

「ブラックアイスバーン」に注意!

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写真:PIXTA

由水さん:そうだ!「ブラックアイスバーン」という現象はご存知でしょうか?

--「アイスバーン」なら教習所で習いましたが、「ブラックアイスバーン」は記憶にないですね…。

由水さん:「ブラックアイスバーン」とは、昼間に積もった雪が解けたときや、雨が降った後の冷え込みが強くなる夜間や明け方、一見すると濡れたアスファルト路面のように黒く見えるのに、実は表面が凍りついている路面のことです。

--そんなトラップが…!凍結していると気づかず運転していたら、思わぬ事故の原因になってしまうかもしれませんね。

由水さん:そうですね。このような路面状況では滑りやすくなっていますので、滑ることを前提として慎重な運転を心がけてください。特に、急アクセル・急ハンドル・急ブレーキなど、「急」のつく運転は絶対にやめましょう

「立ち往生」に備えた対策を!

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写真:PIXTA

由水さん:降雪地域では、豪雪に見舞われ身動きが取れなくなり、立ち往生する可能性があります。万が一に備え、毛布や長靴・手袋などの防寒具、スコップ・牽引ロープなどの道具をクルマに備えておきましょう。飲料水・非常食があるとより安心です。

--貴重な知識をご教示いただきありがとうございました!

今回取材したのは…

JAF東京支部 JAF認定セーフティアドバイザー 由水雅也さん

※記事内における情報は原稿執筆時のものです。