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「Wi-Fiが遅い…」→使ってる周波数のせいかもしれません!意外と知らない【6GHz帯のコト】プロに聞いてみた

  • 2024.4.8

技術革新の勢いは止まるところを知らず、たとえばWi-Fiには、ついに「Wi-Fi 7」という最新規格が登場しました。これから対応端末も発売されれば、より快適にWi-Fiを使えるようになりそうです。

一方で、日本で2022年から使用され始めた「Wi-Fi6E」は、最新機種である「iPhone15 pro」をはじめ、対応モデルが着々と増えている模様。でも、「昔のWi-Fiでも問題なく使えているし、わざわざ新しい規格を選ぶ意味ってあるの?」と疑問に感じている方も多いかもしれません。

そこで今回は、新しい規格を選ぶメリットなどについて、株式会社バッファローの広報担当さんに質問してきました。その内容をまとめて紹介させていただきます!

まずは3種類の周波数帯を理解しよう!

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写真:PIXTA

「Wi-Fi」を使う際には「Wi-Fiルーター」という専用機器が必要になります。なお、現在「Wi-Fiルーター」では、3種類の周波数帯が使用されているのだそう。3種類の周波数帯は、6GHz帯、5GHz帯、2.4GHz帯という名称です。それぞれのメリットやデメリットについて、下記の表に簡潔にまとめてみました。

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出典:株式会社バッファロー

漠然と「新しいし6GHz帯が一番すごいのかな?」と思ってしまいがちですが、表を見るとそれぞれにメリット、デメリットが存在することがわかりますよね。

「6GHz帯」を積極的に活用するべき理由

ただし、バッファロー広報担当さんによると、みなさんが現在使用しているスマートフォンやPCが対応しているのなら、「6GHz帯」を積極的に活用するのがおすすめなのだそう。

「え、どうして?」と気になった方も多いと思います。その大きな理由として、下記の3点が挙げられるそうです。

①混雑や干渉が少なくなる
②DFSによる待機時間なし
③高速伝送の選択肢が増える

①混雑や干渉が少なくなる」は、6GHz帯におけるWi-Fi通信ができるのは、Wi-Fi 6EとWi-Fi 7による接続のみのため。比較的新しい周波数帯のため空いており、5GHz帯、2.4GHz帯の干渉を受けることがないため、より快適な通信を期待できるのだとか。

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写真:PIXTA

集合住宅に住んでいると、時々機器が故障しているわけでもないのに通信環境が悪くなることってありますよね。もし「6GHz帯」を活用したら、その悩みともサヨナラできるかもしれませんよ。

②の「DFS」とは「Dynamic Frequency Selection(動的周波数選択)」のこと。実は、「5GHz帯」はレーダー波にも利用されており、重要な気象レーダーや航空レーダーで使用されているのだとか。それらがWi-Fiよりも優先されるため、一旦停止して別チャンネルにつなぎなおさねばならないそう。そのため、チャンネルによっては通信が途切れてしまう可能性があったのだとか。

一方で、6GHz帯ではレーダー波での利用がされていないため、「②DFSによる待機時間なし」が実現され、より快適な通信ができるそうです。

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写真:PIXTA

③高速伝送の選択肢が増える」は、6GHz帯に唯一接続できるWi-Fi 6Eが、2.4GHz帯、5GHz帯にも接続できるため。その時々によって干渉の少ないチャンネルが選びやすくなったことで、より快適な通信が期待できるようになったそうです。

これらの理由を踏まえると、「6GHz帯」はとても魅力的な気がしますよね。リモートワークの作業効率の向上はもちろん、私生活の動画鑑賞やゲームなども快適になりそうです。

今後のさらなる技術革新に期待大!

今回のお話で、Wi-Fは新しい規格を選ぶべき理由、そして得られるメリットがわかりましたよね。Wi-Fi 6Eはもちろんのこと、Wi-Fi 7の対応端末が増えたら、現状よりもさらに快適になるかもしれない…そう思うと、なんだかワクワクしてきませんか?今後の動向に期待が高まります…!

今回取材したのは…

株式会社バッファロー広報担当

 

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