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大人が悩んでしまう算数「来年の2月1日は何曜日?」→意外と簡単です

  • 2024.2.6
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数年前までは毎年手帳を買い換えていたものの、最近のスケジュール管理は、アプリやスマホのカレンダー機能を使用している方が多いのではないでしょうか。

スマホのカレンダー機能の便利な点は、数年後の予定まで記入できることですね。1年ごとに買い換える手帳型カレンダーでは、もちろん1年以上先の予定を書き込めません。

「1年後のこの日は何曜日だろう?」と思ったとき、どうすればよいでしょうか。

今回は、算数を使って曜日を求めてみましょう!

問題

2024年2月1日は木曜日です。
では、1年後の2025年2月1日は何曜日ですか?

ちょうど1年後の曜日を求める問題です。どのような計算をすればよいのでしょうか?

 

今回の問題の答えは「土曜日」です。

解説

「曜日を求める」のにどのような計算を用いればよいのでしょうか。

それは「1週間が7日」ということと「1年が何日あるか」ということを考えることによって、計算ができます。

例えば、今日が月曜日であれば、ちょうど1週間後(7日後)は同じく月曜日です。2週間後(14日後)も月曜日ですね。同様に繰り返していくと、7の倍数の日数だけ進んだ日は同じ曜日ということになります。

次に1年の日数についてですが、「1年は365日」です。しかし、2024年はうるう年。

2024年2月1日から2025年2月1日までは、366日あるということになります。

366÷7=52あまり2

よって、52週間と2日です。

2024年2月1日(木)から、ちょうど52週間後(364日後)は、同じく木曜日ですね。

2025年2月1日は、そこからあと2日後です。木曜日の2日後なので、土曜日というのが答えです。

 

今回は、2024年2月1日から1年後の曜日を考えましたが、他の日付でも同じように考えることが可能です。

 365日後(2月29日を含まないとき)
365÷7=52あまり1
366日後(2月29日を含むとき)
366÷7=52あまり2

上記の計算から、1年後の曜日を考えるときは、基準日の曜日から「1つだけ曜日を進めればよい」ということが分かりますね。(2月29日を含むときは、2つ曜日を進める)

 

さらに、これを応用すると何日後であっても曜日を簡単に求めることができます。

例えば1000日後であれば、
1000÷7=142あまり6
となり、基準日から6つ曜日を進めると、その日の曜日となります。

このように「7で割ったあまり」に着目すればいいんですね!

まとめ

1年の日数は365日もしくは366日です。

うるう年でないときは曜日がひとつずれる。うるう年のときは曜日がふたつずれる、と覚えておくといいですね。

日常生活でも活用できる算数知識です。

 

※解き方は複数ある場合がございます


文・編集(監修):SAJIMA

日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」