1. トップ
  2. 大人が意外と間違える算数「2mを5等分→2つ分を分数で表すと?」→5分の2じゃないよ!

大人が意外と間違える算数「2mを5等分→2つ分を分数で表すと?」→5分の2じゃないよ!

  • 2024.2.9
undefined

日常生活では、数学の基本原理を活用する機会がたくさんあります。

今回は、分数を使った簡単な計算問題を取り上げます。

分数の基本的な理解を試す良い機会となるので、ぜひ挑戦してみましょう。

問題

2mの棒を5等分したうちの2つ分は、分数で何mになるでしょうか?

5等分したうちの2つなので、5分の2と考えた方もいるのではないでしょうか。

しかし5分の2は正しい答えではありません。

答えはわかりましたか?

 

正解は「5分の4m」です!

解説

この問題の答えは「5分の4m」です。

では、どのようにしてこの答えにたどり着くのか見ていきましょう。

まず、2mの棒を5等分すると、1つ分の長さは「2m ÷ 5」です。

これは2mを5で割ったものに等しいので、「2/5m」となります。

次に、この1つ分の長さ「2/5m」の2つ分を求めるためには、この長さを2倍します。

したがって、計算式は次のようになります。

2/5m × 2 = 4/5m

この計算により、2mの棒を5等分したうちの2つ分の長さは「5分の4m」となります。

 

「5等分したうちの2つ分」というのは確かに「2/5」ですが、この2/5は「元にする量の2/5」ということになります。

今回は、「元にする量」が2mなので、注意が必要です。

まとめ

今回の問題は、分数の計算の基本を再確認する絶好の機会でした。

このようなシンプルながらも実践的な問題は、分数の面白さを再発見することができたのではないでしょうか。

ぜひ他の問題にも挑戦してみてくださいね!

 

※解き方は複数ある場合がございます


監修:SAJIMA

日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」